超酢犬の感想文 -3ページ目

超酢犬の感想文

映画、本、広告など何か気になることがあったら、感想を書いていきます。内容についても言及してますので、前情報なしでその作品を観たい方はお気をつけください。

バクマン。を観てきました。
正直まっったく期待せずに、むしろつまんないんだろうなーなんてことを思いながら観ました。

ですが、めちゃくちゃ面白かったです。
笑いも涙も恋愛もバトルも努力も友情も勝利もあらゆるものがつまってました。

まず、ヒロイン役の小松菜奈ちゃんがサイコーでした。
マンガ家と編集部の様子が泥臭さに溢れている一方で、小松菜奈ちゃんの透明感のある美しさが極まってます。
顔がめちゃくちゃ整ってるというわけではないのですが、どこか摑みどころがなくて不思議な存在というイメージが、作中の役どころにぴったしハマっています。

そしてなにより良かったのは、演出です。主人公たちが原稿にペン入れするシーンでのプロジェクションマッピングを使った演出や、シュージンが体育館で新しいマンガの構想を思いついたときのメガネにイメージが流れる表現も斬新でした。
それに、途中急に仮想空間でライバル新妻エイジとバトルが始まるシーンも唐突で一瞬呆気にとられましたが、週間少年ジャンプの代表的なイメージである「バトル物」をオマージュしておりバクマン。らしさの感じられる場面でよかったです。

ラストシーンも良くできてると思いました。
きっと2人は、邪道だろうがなんだろうが「読者に読まれる面白いマンガ」を書き、その中で「自分らしさ」が少しずつ育まれていくのでしょう。作中で2人が王道マンガを書いて否定された時に、編集者のハットリさんが言った「君たちらしいマンガを書こう」というセリフが効いています。

他にもいろいろと思うシーン(ちばてつやトモガキオマージュの山場の漫画家仲間が全員集まるところとか、サイコーがヒロインのイラストを描いて乳首を書き込もうとして書き込めないシーンの青くささとか、エンドロールとか山田孝之が漫画家たちの前で思いをぶちまけるシーンの声の上ずり方がほんとプロだったとことか)はありますが、とりあえずバクマン。面白かったです。
映画館で観る価値があります。