超酢犬の感想文 -2ページ目

超酢犬の感想文

映画、本、広告など何か気になることがあったら、感想を書いていきます。内容についても言及してますので、前情報なしでその作品を観たい方はお気をつけください。

本当に三谷幸喜が書いたのか疑いたくなる酷さでした。
全体を通してすべてが薄っぺらい。

宇宙に浮かぶハンバーガーショップで働く香取慎吾、綾瀬はるか、大竹しのぶ。そしての店に香取の元カノや宇宙警備隊、宇宙国土交通省の役人、風俗のキャッチと客、変態などが集まる。

メインストーリーは、妻(綾瀬はるか)の浮気を疑い、また経営難に陥りお店を続けるやる気を失い地球に帰ろうとする香取が、妻の持ち前の明るさと前向きさにほだされて、もう少し宇宙で頑張ってみようと決意するというもの。

このメインストーリーを上っ面でなぞりながら、他の登場人物たちのエピソードをうっすーく展開していく。宇宙人の脱皮やウルトラマンをオマージュしたソックスマン、赤羽や大塚あたりにいそうな外国人娼婦をパロッたキャラなど全く面白くない小ネタ(?)が各所にちりばめられている。

えげつないのは、遠藤憲一扮する宇宙人と綾瀬はるかの性交。遠藤は綾瀬はるかに惚れているが振られてしまう。遠藤はもう諦めるといい、綾瀬はるかに別れの挨拶をする。そして遠藤の星のやり方だといっておでこをくっつけ合う。しかし、挨拶というのは嘘で、本当は性交だった。その後、遠藤はすぐに妊娠し子供を産む。しかも綾瀬とその夫の香取の眼の前で。気持ち悪いとしか言いようがない。

他のシーンもだが、ほとんどのネタが宇宙人だからいろんな人がいて常識は通用しないのが当たり前なのさ、という感じのオチで終わる。
それぞれのエピソードの結びつきも薄っぺらいから、単なる思いつきを寄せ集めて繋げましたという印象が強く残る。
三谷幸喜は好きなのでわりと贔屓目に見始めたはずなのに、本当に酷かった。

新しいことに挑戦したためにクオリティが下がったのでは、、なんてことも考えたのですが、テンポや展開的にもそんなことはなさそうです。

また面白い三谷幸喜作品が観れるといいのですが。