これまた、お決まりの流れ。
昨日(6月3日)このブログで、中国人を対象とした違法カラオケが摘発されたことを記事にしました。
またまた、中国人による犯罪(タイ) | 「アジアの放浪者」のブログ (ameblo.jp)
このパブは登記簿上、タイ人が経営していることになっておりますが、実質的には中国人組織が仕切っていたようです。
その後追加情報が出てきました。
この違法カラオケ、マッサージパーラーの施設内に設けられていたそうです。このマッサージパーラーは正式な営業許可を取得していましたが、カラオケの兼業は防災施設の不備により許可されていなかったとか。だから地元のタイ人は利用できなかったんですね。
タイではこうした事件が明るみにでると、所轄の警察署幹部が更迭されるケースが多いようです。
それは幹部らがこうした違法営業施設から、経済的な恩恵(賄賂)や施設での無償サービスなどの提供を受け、不当に見て見ぬふりをするからです。
今回も、所轄のマッカサン警察署長(警察大佐)と捜査担当の副署長(警察中佐)が首都圏警察第1管区付きに更迭されました。今後、汚職の有無について捜査が開始されます。
今回の事件は警察本庁の部署が動き、麻薬まで現場で見つかっていますから…。
所轄署の幹部が「知らなかった」で済むとは思えません。本庁だって、所轄署が信頼できないからこそ、独自に捜査をしていたわけでしょう。
自らを浄化できない警察組織。
残された道は、汚職摘発を厳しくし、賄賂の受領が割にあわないと思い知らせる他なさそうです。
これだって、言うは易く行うは難し、ですが。