選挙で泣き、宝くじで笑う(タイ) | 「アジアの放浪者」のブログ

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5月14日に行われたタイ下院総選挙。

 

タクシン派の「貢献党」から立候補したものの落選し涙を飲んだ候補者が、5月16日に発表された宝くじに当選。なんと、2,400万バーツ(約9,600万円)をゲットしました。

 

ネットで話題になっているのが、タイ中部サムットサコーン県の小選挙区に立候補したものの、落選したパンタイ・ノラシンさん。地元の村長を務めた実績を背に今回の選挙に打って出ましたが、残念ながら当選に至りませんでした。

 

落胆していたパンタイさんですが、選挙から2日後の16日、宝くじの当選番号が発表されると…。1等600万バーツの当選番号「132903」。なんとパンタイさんは、この番号の宝くじを4枚買っていたのです!合計2,400万バーツ!

落選から2日後の当選。パンタイさんは、自身のFacebookに喜びの声を投稿しました。

「下院議員にはなれなかったが、同じくらいの報酬を得た。これからも頑張るぞ!」

 

 

パンタイさん、宝くじの当選おめでとうございます。

でもこの投稿に対し、ネット民の中には冷ややかなコメントをする者もおります。

 

「議員と同等の報酬って…。カネ儲けのために議員になるのかよ」。

こちらも正論といえるかも。パンタイさん、悪意はないのでしょうけれど、本音をちょっと出してしまったのかも知れません。

※ちなみにタイ下院議員の月額報酬(手当てを除く)はTHB115,000(約46万円)ほど。4年の任期を全うしたにしても、得られる報酬はだいたいTHB552万バーツ。2,400万バーツには遠く及びません。