ルガルを高松宮記念に送る杉山晴紀厩舎
以前書いたシルクロードS・根岸Sのブログで
厩舎としてはダートマイル、芝スプリントの経験が
少ないことが弱点で、決して得意条件ではない
と書きましたが見事に覆し
2頭ともに勝たせるという離れ業を成し遂げた
それが今の杉山晴紀厩舎です
さらに
安田隆行厩舎の解散で
同厩舎のエース格だったアグリが
杉山晴紀厩舎に転厩
結果、シルクロードSの1.2着馬が同厩になり
現スプリント界トップ10内の2頭が
杉山晴紀厩舎所属となり
もはや厩舎のスプリントGⅠ獲りも時間の問題
とも思える状況です
そして
アグリはサウジ遠征を経て放牧中
ルガルは予定通り高松宮記念に出走
昨年のリーディング厩舎だけあって
ルガルの出走過程は
きわめて順調な出走過程での参戦です
そもそもスプリント戦のイメージがない
杉山晴紀厩舎ですが
それもそのはず
厩舎のスプリント重賞の実績は
ルガルの実績しかなく
ルガルの3戦しかありませんが
1.2.0.0
とほぼパーフェクト
しかも内1つは葵S疑惑の勝ち馬モズメイメイの2着
実質勝ちと言っていい内容でケチのつけようがない実績
今最も信頼性の高い厩舎で
スプリント重賞で
ほぼパーフェクトな成績を誇るルガルですが
懸念点が2つ
ひとつは出遅れ癖
内目の3枠という絶好枠を引いたものの
外に逃げそうなテイエムスパーダ、ビクターザウィナーが入り
さらに外に前に行きそうなママコチャが入り
出遅れたらほぼいい位置はとれなさそうな
メンバーと並びになります
そしてもうひとつは鞍上西村淳也
西村淳也の重賞成績
穴開けジョッキーらしく
勝率6%、連対率12.8%ながら
単勝回収率218%と異常な数字を残しています
ところがこれをマイル以下の重賞に限定すると
2.4.4.46
勝率3.6%と半減
この内1勝2着1回が
ルガルー西村淳也コンビによるものなので
気にする必要はないような気もしますが
明らかに短距離重賞では
成績を落としているのが
現状の西村淳也
条件を問わず、
今最も信頼性の高い厩舎であることは
疑いようもない杉山晴紀厩舎の
厩舎初のスプリント重賞GⅠ
最も近い位置にいるのは間違いないルガルですが
その命運を握るのは短距離戦に課題を残す
西村淳也
その手綱さばきがすべてを握るであろう
杉山晴紀厩舎のルガル