今年のサウジカップの日本出走馬は
馬名 性別・年齢 厩舎 生産者 馬主
クラウンプライド 牡5 新谷功一 社台F 吉田照哉
デルマソトガケ 牡4 音無秀孝 社台F 浅沼廣幸
レモンポップ 牡6 田中博康 マル外 ゴドルフィン
ウシュバテソーロ 牡7 高木登 千代田牧場 了徳寺健二HD
残念ながら出走取り消しとなった
メイショウハリオを含め日本ダート界の
トップクラスが一堂に会するレースになります
矢作芳人厩舎の海外遠征での高成績を見てもわかる通り
海外遠征こそ厩舎力が問われる舞台です
田中博康厩舎は7年目
重賞勝利数 7勝(中央6勝,地方1勝,海外0勝)
GI勝利数 3勝(中央2勝,地方1勝,海外0勝)
この厩舎の最初のブログを書いた時は
まだ重賞未勝利でしたが
そこからわずか1年で重賞6勝GⅠ3勝と
明らかに並の厩舎ではない実績を残している厩舎です
騎手時代はクイーンスプマンテのエリザベス女王杯
くらいしか実績を残せなかった騎手上がり調教師ながら
調教師としてはかなりのハイパフォーマンスを見せている
要注目厩舎です
海外重賞実績は
ドバイゴールデンシャヒーン レモンポップ 1番人気10着
香港カップ ローシャムパーク 3番人気8着
香港ヴァーズ レーベンスティール 1番人気8着
厩舎輩出の3頭の重賞馬をすべて海外レースに出走させており
明らかに海外志向の強い厩舎です
先週のフェブラリーSで派手に飛んだ
ウィルソンテソーロ(小手川凖厩舎)も
そもそもは田中博康厩舎の所属馬で
同馬がオープンまで登りつめたのも
田中博康厩舎所属時代でした
先週フェブラリーSでレース前から
異常な発汗の目立ったウィルソンテソーロですが
あの異常な発汗は調整ミスと思われ
仮に田中博康厩舎所属のままなら
あのような調整ミスはなかったのではないか
と私個人的には邪推しております
まだ、海外遠征で結果を残していない厩舎ではありますが
これだけ積極的な海外遠征をしているならば
おそらくいつか結果を出す可能性は高そうです
ただ、それが今回となるかどうかは正直わかりませんが
海外遠征を苦手とする川田将雅が
24日カタールのアミールトロフィー(サトノグランツ)
25日サウジのサウジカップ(ウシュバテソーロ)
にしか乗らないのに対し
レモンポップ騎乗の坂井瑠星は
24日サウジのキングアブドゥルアジーズ競馬場の
「インターナショナルジョッキーズチャレンジ」に出場
結果、6位には終わりましたが
川田はぶっつけ本番に対し、
坂井瑠星は前日4レース経験しているのは
大きな違いです
また、
「(馬場は)バッチリつかめました。乗った僕の特権なので生かしたいですし、今日勝てなかったぶん、明日勝ちたいと思います。(ダートコースは)昨年と比べても深い感じがします。前半オーバーペースでいくと、前がバッタリ止まってしまうような馬場だと思います」と馬場傾向を話した。
坂井瑠星は昨年もサウジカップデーに
1351ターフスプリント バスラットレオン1着
サウジダービー コンティノアール5着
リヤドダートスプリント ジャスティン4着
3レース騎乗ですべて5着以内
今年も当日
1351ターフスプリント バスラットレオン
レッドシーターフハンデ リビアングラス
サウジダービー フォーエバーヤング
サウジカップ レモンポップ
の4鞍騎乗予定
所属の矢作芳人厩舎のバックアップも大きく
本番前のレースに騎乗予定があるのは
サウジカップのウシュバテソーロ1鞍騎乗の川田と
比べると大きなアドバンテージです
さらにレモンポップ自身
ドバイで凡走していますが
ウシュバテソーロが勝ったドバイWCは
昨年のサウジカップ好走馬がことごとく凡走したレースで
パンサラッサ サウジ1着→ドバイ10着
ジオグリフ サウジ着3→ドバイ11着
カフェファラオ サウジ4着→ドバイ12着
ジュンライトボルト サウジ7着→ドバイ15着
結果から見てもドバイWCとサウジカップは明らかに別物
地方であれば
高木登×川田将雅のウシュバテソーロが
圧倒的上位の存在になるかも知れませんが
海外なら
田中博康×坂井瑠星のレモンポップ
の方が信頼性は高いのではないか
と思われます
さらに
ゴドルフィンの馬ながらドバイよりも
サウジ適正がありそうな雰囲気もある
田中博康厩舎のレモンポップ