今年のサウジカップの日本出走馬は
馬名 性別・年齢 厩舎 生産者 馬主
クラウンプライド 牡5 新谷功一 社台F 吉田照哉
デルマソトガケ 牡4 音無秀孝 社台F 浅沼廣幸
レモンポップ 牡6 田中博康 マル外 ゴドルフィン
ウシュバテソーロ 牡7 高木登厩 千代田牧場 了徳寺健二HD
残念ながら出走取り消しとなった
メイショウハリオを含め日本ダート界の
トップクラスが一堂に会するレースになります
先週、初重賞を目指した小手川凖厩舎の
ウィルソンテソーロが派手に飛んだ通り
また、
矢作芳人厩舎の海外遠征での高成績を見てもわかる通り
海外遠征こそ厩舎力が問われる舞台です
高木登厩舎は18年目ですが
海外遠征経験は
見事勝利したウシュバテソーロのドバイWCと
BCクラシックの5着の2回のみ
海外初遠征となったドバイWC制覇は見事でしたが
海外経験は圧倒的に少なく
重賞勝利数 27勝(中央8勝,地方18勝,海外1勝)
GI勝利数 11勝(中央3勝,地方7勝,海外1勝)
地方重賞ではブイブイ言わせている厩舎ではありますが
明らかに中央では物足りず
ウシュバテソーロ自身が挙げたドバイWCという
唯一の勲章でどこまで通用するか
という状況
ウシュバテソーロ自身の2000m以上のダートでの
安定した成績は間違いなくメンバー中随一の実績ですが
厩舎の海外の実績としては50:50
さらに1800mの距離短縮は
この馬にとってはあまりプラスにはならないでしょう
さらに
騎乗の川田将雅の海外騎乗があまり成績が芳しくなく
香港C プログノーシス 2番人気5着
香港マイル セリフォス 3番人気7着
香港スプリント ジャスパークローネ 10番人気7着
BCターフスプリント ジャスパークローネ 9番人気12着
BCクラシック ウシュバテソーロ 3番人気5着
ドバイWC ウシュバテソーロ 5番人気1着
ドバイゴールデンシャヒーン レッドルゼル 7番人気6着
凱旋門賞 ディープボンド 13番人気18着
ドバイWC チュウワウィザード 4番人気3着
ドバイゴールデンシャヒーン レッドルゼル 3番人気2着
つまり川田将雅騎乗の海外レースで
人気以上に走ったのはほぼドバイのみ
今回、川田は
クラウンプライドとウシュバテソーロの2頭から
ウシュバテソーロを川田が選択した形になりましたが
結果、クラウンプライドはモレイラへ乗り替わり
川田継続騎乗が決してプラスとは言えない状況です
明らかに海外に苦手意識を持つ川田将雅ですが
ダートならば、という可能性もありそうですが
ウシュバテソーロが勝ったドバイWCは
昨年のサウジカップ好走馬がことごとく凡走したレースで
パンサラッサ サウジ1着→ドバイ10着
ジオグリフ サウジ着3→ドバイ11着
カフェファラオ サウジ4着→ドバイ12着
ジュンライトボルト サウジ7着→ドバイ15着
昨年のサウジカップ勝ち時計は1.50.80
ドバイWCの勝ち時計は2.03.25
明らかにサウジカップとドバイワールドカップでは
求められるものが違う
という結果です
ドバイWC覇者であり東京大賞典連覇の実績
そして近走の好調ぶりから
無印にはできませんが
明らかに危険な人気馬と言わざるを得ない
高木登厩舎のウシュバテソーロ
追記
24日川田将雅騎乗サトノグランツは
カタールのアミールトロフィーで3着でした
(2着ゼッフィーロ[モレイラ]、4着ノースブリッジ[岩田父])