夫が重い腰をあげ、塩素除去装置を設置してくれた。
シャワー用の塩素フィルターは前から使っていたが、今日設置したのは水道
の元に設置して家中の水から塩素を除去する装置。台所で使う水も、洗濯の
水も、トイレで流す水も全てである。都市の水は塩素が強く、特に夏場は水
の温度が高くなり雑菌が増えやすいため塩素を通常より多く使う。従って、
蛇口をひねると「ウワ!」とのけぞるくらい塩素のニオイが強い。
塩素に敏感な人は、トイレの水を流すだけで頭痛がしたりする。空気中に
融けた塩素を肺に吸い込んでしまうからだ。以前に住んでいた家でも同じ
除去装置を使って便利だったが、この家に引っ越してから一年、面倒なので
夫はあれこれ言い訳をしては設置を拒んでいた。私がやいのやいの煩く言う
ので、やっと取り付けてくれたわけ。私も手伝い、やり方を学習したので、
次回は自分でやってやろうと思う。
ところで、私はカナダに帰ってからはあまりテレビを見ることがなくなり
DVDをラップトップで見るほうが普通になった。今日は、Desperate
Housewives。アメリカでもたまに見てたが、初めからちゃんと通して見た
ことがなかったので、第一回目から見る。
Laura Bushのお気に入り番組ということだが、確かにおもしろいのだ。
最近のテレビといったらリアリティか、三種の神器(刑事もの・医者もの・
弁護士もの)ばっか。主婦の話なんか売れない、と当初は言われてたようだ
けど、ヒット番組となったのだから世の中というものはわからない。
架空のアメリカ中流住宅街が舞台だが、家のつくりとかが私達がアメリカで
住んでたところを彷彿とさせ、今となっては懐かしい。登場人物達も、
いかにも近所にいそうな連中である。しかしどの家も四千平方フィートは
あろうかという大きさなのに、車庫が車二台分しかなく、しかもオートマチック
の開閉でないとは。ドライブウェイも車が二台くらいしか停められない。
ということは、一家で車四台しか持てないではないか。それはちょっと、
有り得ない。
ま、初めだから予算がなかっただけかも。
とにかく、この番組をしばらくは楽しめそうだ。