時の流れ | TABI天使日記

TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

思いがけなく、カナダからのお祝い。

ひとつはTABIの母親の飼い主で、夫あてにメールでお返事が来たもの。
犬スポーツとは縁のない人々だが、TABIのチャンピオンタイトルのニュース
を聞いてとても喜んでくれた。TABIの同腹の兄、SHADOWは彼らの親戚の家で
飼われているのだが、すでに足腰が弱り老犬化しつつあり、周囲に当たる
ようになってきたという。「TABIはまだ現役で競技会にも出てるなんて、
元気で良かったね」と、驚きながらもとても嬉しそうだ。

同腹といえど、どう見ても父犬は違う二頭だが、9歳にしてそんなに体調に
違いが出るものなのか。母犬のおっぱいを飲んでいたころは、二頭とも
見分けがつかないよく似たちっちゃな子犬だったのに。犬の運命って、不思議。

さらに、夕方にはカナダから国際電話があり、こちらはカナダでお世話に
なったトレーナー。「NATCHとったんだってね、すごいよ、おめでとう!」
と、自分のことのように喜んでいる。彼は、TABIが初めてカナディアン・
チャンピオンシップに出場が決まった時も、本当に自分のことのように
おおはしゃぎして喜んでくれたものだ。

昔の仲間は元気なのかな、と思っていろいろ近況を聞く。
「PIPERが死んじゃったよ」と言うのでびっくり。おちゃめなボーダーコリー
だった。卒中発作を起こして、それきりだったらしい。まだ確か7歳くらい
なのに。カナダを発つ前の競技会で姿を見たのが、最後だったか。

時の流れが年々速くなっていく。
どんどん、遠くへ行ってしまう仲間達。
思い出だけが、甘くせつなく胸に残っている。