よく晴れた一日。
でも朝晩の空気の冷たさが、すっかり秋。
小動物たちは、冬の準備に余念がないようだ。
台所を整理していて、ずいぶん前に買ったピーナツを発見。
ちょっと手をつけて忘れていたもので、まだ食べられるけど風味が消えている。
そこで、庭のコンポスターわきにまいておいた。野鳥やリスなどがきっと
食べにくると思って。
すると案の定、鳥や小さな野ネズミ、リスなどが次々とやってきた。
「うっほ?、タダの飯!」ってかんじで、みなピーナツをくわえて嬉々として
帰っていく。最後にやってきたのは、この地方に住む大型のリス。初めは
警戒していたが、一口ピーナツを食べたら大喜び。一つ食べては二つ目を
穴を掘って埋めている。彼女はそうして、20分以上かけてあちこちに穴を
堀り、かなりの数のピーナツを埋めた。食べ物のなくなる冬にもどってきて
掘り出して食べるためだ。
でも残念ながら、彼女が食料庫として選んだ場所は、私たちが後にシート状の
マルチを敷き詰める予定地。彼女が再び戻ってくるまでには、ピーナツは
分厚い松のマルチとシートの下になり、いずれ土に還ってしまうのだ。
ごめんね。
せっかくの労働が泡と消えてしまって。だけど、今年はバードフィーダーと
ともにリス用のエサも用意してあげよう。
それにしても、TABIときたら、「みんな、なんで集まってるんだろう?」って
かんじでちょこちょこ出てきたところ、リスが「キー」と警戒音を出して
尻尾をぶんぶん振ったのを見て「怖いよー」とばかりに耳を寝かせて逃げ出す
始末。お前、リスに負けちゃダメじゃん!