2024年2月26日のプレスリリースでより詳細な情報が出たので見ていきましょう。
客室内のイメージが前回のリリースより詳細に映ってますね。
予想通り、2+1の配列で両客室が点対称ですね。
前回のデッキからのイメージより図の露出を下げたのでライトの配置が見やすくなっています。
すっかり見落としていました…色は扉上部は白昼食で客室側は電球色のようです。
座席は伝統のオリーブ色の生地で6300系を思い出させます。9300系以降の一般車両はよくある素材なので格の違いがあります(一般車両にも復活しないかな)。リクライニングに座面が連動する機構を搭載するようで乗り心地が良さそうです。また、背面の銀色の取手も6300系の雰囲気を出しています。
特徴的なのは2列席の間の仕切りで、プライベート空間を作りだします。どけることは出来なささそうなので、隣が居ない時や2人で乗る時には邪魔な気もします。あと、向かい合わせにできるかも不明です。12席の1列席で充分足りるのでは?とも思います。
バックシェルが付いていないのは残念ですね…折角のリクライニング機構も倒せないと困ります。特に窓側は仕切りがある分面倒な気がします。
背面テーブルではなく、端の肘置きの部分からテーブルを出す方式です。恐らく背面テーブルよりは小さいと思うので、作業や食事などをせずに静かにしましょうということでしょう(カーペット敷なのもあって)。テーブルに荷物を置くと忘れにくいです。
仕切りや頭部分の出っ張りがあり寒気や光を遮るのでシートの暖房を省いて、読書灯を付けたのでしょうか?
頭の部分の出っ張りに頭を置くと安定するので寝る時には便利です。
その他、ドリンクホルダー、荷物用フック、マガジンラックが背面にあります。
荷物置き場は予想通り、デッキ寄りの1列席の部分に設置されています。荷物置き場の窓に表示器を取り付けるようです。扉付きの棚に記念品等を保管するのでしょう。乗務員は両室を見渡せるデッキに待機でしょうか。
防犯カメラと空気清浄機とWiFiを設置しているようです。防犯カメラは乗務員が居るので特に言うことはないです。WiFiは安定していることとスマホ以外の端末でも使えたらと思います(前者は移動している物なのでね)。
発売方式はWebのみのようで区間に拘らず500円です。ただし、ポイントを使った形の割引はあると思います。2025年度の全数配備に合わせて券売機を設置だと予想します(プレミアムカーも3000系のと同時に設置)。
ブルーリボン賞を獲った6300系と同じ素材の座面と6300系の正面を彷彿とさせる座席背面からかなりの本気度が伺われます。初代ローレル賞を獲った先代2300系に次いで両賞を受賞できるか楽しみです(一般車両とプレミアムカーで2回ローレル賞受賞の2代目3000系のように)。
9300系ではクロスシートの半分以上が対面になる(扉間4列で両端固定、片方の車端がボックス+補助席)ので、それを踏まえてコンセプトを選んだのだと思います(逆に京阪はダブルデッカー上階の四隅のうち2つ以外は転換可能)。
神宝線との梅田での乗り換えを認めてくれませんかね、4.8km加算してでも…十三の連絡通路が狭いんで。
個人的には十三・烏丸からなら、梅田・河原町で折り返すでしょうね(170円+αもしくは通勤定期の区間延長なので)。最初は恐らく20分ごとなので尚更。折り返し難い淡路・西院・大宮・嵐山線からの利用がカギだと思います。
500円はキリがいい値段で、現金でなくてもここを基準に感覚が変わると思われます(大阪モノレールも最大550円から500円に値下げした)。茨木市・長岡天神で13分、高槻市・桂で12分なので客が入れ替わることは少ないことから割引しないのかもしれません(プレミアムカーが繁盛しているから強気な設定にしているだけかもしれません)。もし仮に車内で乗務員から指定券を購入する形が可能ならば、お釣りの取り扱いをしやすいようにという意味もあると思います。