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"Food for Thought"

日々考えていることを、自分の思考をまとめるためにも書きつづっています。

先週、本のことを書きましたが、関連話題です。先日、代官山にある蔦屋書店に行きました。レンタルでお世話になっている「TSUTAYA」の系列店です。


2階建てのビルが3つ丸ごと蔦屋書店。ここに、本、セル・レンタルのCD・DVDが置いてあります。それぞれのビルは屋根だけで繋がっているのですが、この間での本の持ち出しは自由。スタバもANJINというラウンジもあるのですが、そこで新刊本も読むことができます。試しに、ANJINで読んでみようと山田詠美の最新刊と雑誌を持ち出したのですが、全く問題なし。本の後ろカバーにRFIDタグが付いていて、店外に持ち出そうとすると、きっとアラームが鳴るのでしょう。「90分を目途に」と言われたのですが、2時間いても何も言われませんでした。ANJINのメニューはiPad。コーヒー代はちょっと高めながら、新書くらいは軽く読めそうです。CDコーナーでは、レンタルCDが聴き放題。カップルが何枚も持って一緒に聴いていました。


「本や雑誌を持ち出されたらどうするんだ!」「持ち出さなくとも汚れたらどうするんだ!」と、TSUTAYAの経営会議などでは議論になったと思うのですが、「この中ではくつろいでご自由にどうぞ」というコンセプトを押し通したのでしょう。「売らんかな・買わせんかな」の風潮のなかで、完全に顧客軸に設計されたところがとても新鮮でした。

連休は、遠出は控えて、ひたすら積んであった本を読んでいました。本と言えば、最近は、図書館が便利になり、よく使っています。「カーリル」やappの「図書館日和」などで、一括検索・予約ができ、古い書籍はほとんどこれらで予約しています。よく使うのは、世田谷区図書館と目黒区図書館なのですが、ちょっとサービスが違います。


まず、HPから検索・予約し、メール・アドレスに連絡が来るところまでは同じです。目黒区のメールは、書籍名と取り置き期間がきちんと表示されるのに、世田谷区の方は書籍の予約番号のみです。よって、何が取り置きされたのかは、いちいちHPに行ってPWを入力しなければなりません。



延滞した時も、目黒区はスマートに延滞書籍名を書いたメールが来ますが、世田谷区は自宅に電話です。家人が出ても、「予約した書籍名は個人情報」とのことで、何が延滞になったのかまたHPで検索です。2週間が過ぎると、目黒区は改めて督促のメールが来るのですが、世田谷区はご丁寧に書籍名にシールを貼ったハガキが来ます。電話やハガキはお金もかかるし、何もそこまで本のタイトルを隠さなくてもと思ってしまいます(そもそも、そんなヤバい本が図書館に置いてあるのでしょうか)。


世田谷区の立場もわからなくはないのですが、ユーザーにとっての利便性より、「文句を言われたくないから。嫌なら使わないで」と言っているようなものです。ということで、結局目黒区のものを使うこととなります。


まぁ、ここでどんなに吠えていても仕方ないですし、そもそも延滞しまくっているこちらの方が悪いので、偉そうなことは言えないのですけどね、ははは。

池尻大橋にあるレストラン。予約は最低でも1カ月待ちという名店です。先日、1カ月半待ってランチをしてきました。最初に料理を口に入れた途端、「これは違う!」と実感できる美味しさ。今までに食べた中でも上位3位には入ります。念のため、「ぐるなび」をチェックしたところ、予想通り、詳細な記述はありませんでした。



以前、「ぐるなび」の営業マンと飲んだことがあります。隈なくお店をまわって「ぐるなび」を薦めるのです。契約すれば、お店の「売上の5%」が「ぐるなび」に入ります。その代り、「ぐるなび」が店舗運営や広告活動を指南します。「売上の5%」は大きいのですが、ネットが主流の現在、小さなお店はこうした媒体に頼らざるを得ません。一方、今や主流の「食べログ」は、口コミ中心。HP上にある広告バナーが収入源で、あちらこちらにバナーが設置してあります。「ぐるなび」のすっきりした画面とは対照的です。



「広告」と「広報」は違います。広告は、広告主がお金を払ってメディアに掲載するもの。一方の広報はお金を使わず別の手段でメディアに掲載してもらうものです(雑誌・新聞の記事に取り上げてもらうなど)。広告は、こちらの都合で好きなように掲載できるのですが、内容の信憑性は高くありません(「どうせ広告でしょ」の感覚)。広報は、こちらの都合は一切効かないのですが、第三者が評価した上で掲載してくれるので、情報の信頼性が高いと言えます。



その意味で、「ぐるなび」は「広告」媒体。「食べログ」は「広報」媒体です。「ぐるなび」が出た時は画期的でしたが、最近は「食べログ」が主流。口コミ中心なので、ハズレが少ないと考えられています。更に、評判のいいお店ほど、下手に宣伝してイチゲンばかりとなっては常連さんに迷惑をかけるので、広告は控えがちです。「ぐるなび」とは距離をおき、ひっそり「食べログ」で高得点のお店がお薦めです。



因みに、このレストランの「食べログ」評価は「4.0」。名前は…、これ以上混むと困るので書きません。ヒントは、東急フードショーにパテを出しているお店です。

「100%」(ジェームズ・スキナー)という本を読んでいたら、郵便ポストの話が出てきました。1日5分、ポストを開けると週6日で30分。1カ月で2時間。1年で24時間…。

毎朝、駅前の喫茶店で新聞を読みながらコーヒーを飲んでいたのですが、1杯200円。月20日通って4,000円。年間では48,000円。これだと、ちょっとした海外旅行に出かけられます。1日のほんのちょっとした時間や金額も、年間に換算すると結構なものになります。

こうした日々のちょっとしたことって、見直さないといけないなと思った次第です。


一方、毎日何かを0.2%良くすると、1日で100.2%。この100.2%を365乗すると、約200%。2年で400%、3年で800%になるそうです。後半は母数が大きくなるので、最初の0.2%と同じという訳ではありませんが、逆に毎日ちょっとだけ進歩を続けていれば、1年後には倍になるということです。日々の時間やお金の使い方って、とっても重要ですね。








新年、明けましておめでとうございます。


基本的に正月は寝正月と決めているものの、学生時代から年始行事としている明治神宮へ初詣には出かけた。


ここ数年、警視庁は明治神宮の人混み対策に大きな成果を上げている。一定規模の人数を看板で区切って徐々に進行させたり、数年前から本殿正面での参拝を減らすよう、左右に人が流れる仕組みを作ったりで、待ち時間がかなり減った(こちらも午前の早い時間帯に出かけるようにしている)。


お参りをしてから、お御籤を引くのだが、明治神宮のお御籤のいいところは、「吉」とか「凶」とかが出ないこと。友人から、「初詣でお御籤を引いたら『凶』だった」とショックを受けたメールをいくつかもらったが(「凶のほうが数は少ないから、今年はとっても運がいいぞ!」と慰めた)、ここではそんなことはない。代わりに、明治天皇・皇太后の作られた和歌が書かれている。今年の和歌は以下。


「いかさまに身はくだくともむらぎもの 心はゆたにあるべかりけり」
(どのほうに身を打ちくだき、力をつくし、忙しい仕事に熱中しても、心はいつも落ちついて、広く豊かに、ゆとりを持つように心がけることが大切です-「明るく楽しく勤めましょう」)


ということで、今年も明るく楽しく勤めることにしたい(単純な性格)。


本年も、宜しくお願いいたします。

来週、今年最後の読書会兼忘年会がある。今回のお題は「今までに買った一番高い本(全集を除く)」。今までに買った一番高い本と言えば、「成功の実現」など中村天風もの。但し、「1タイトル」では、もっと高額なものがないわけではない。

個人的な友人で、大の読書家がいる(自宅に書斎あり)。お酒についても、ワイン・エクスパートの資格を持つほど詳しいので、たまに飲んで勉強させてもらっている。以下はある日の会話。

・自分:「〇〇君、最近何かお薦めの本ある?」
・〇〇:「ワン・ピース読みましたか?」
・自分:「え? ワン・ピース? あれ、海賊の漫画でしょ?」
・〇〇:「いやいや、あれは凄いです。いままでに読んだ本のなかで、これほど凄い本はないです。ダンテの『神曲』も、ホメロスの『オデッセイア』をも凌ぎます。日本が世界に誇れる一大叙事詩ですよ! 泣けます! 絶対、読むべきです!」

と、こうまで熱く語られては読まざるを得ない。1・2巻を試しに買ったところ、ハマった…。現在、我が家には、68巻全巻が揃っている。「合計28,035円」で、「今までに買った一番高い本」。それにしても、これほどの支持を集めるのは何故か。個人的には、「仲間」を徹底的に大事にするというコンセプトと思う。IT環境が進み、一人ひとりが独立化していくなかでも、やはり「仲間」は大事にしたい。そんな思いが幅広い支持を集めているのではないか。

続くのは「神の雫」。ワインの漫画で、最新号35巻までで「合計19,560円」。更に、手塚治虫の「ブラックジャック」。これも全巻あって「10,170円」。なんと、高額本の上位は全て「漫画」となった(次回は、「これまでに読んで感動した漫画」というお題はどうかとも思っているが、自分の場合は「ブラックジャック」)。

それにしても、気がつかないうちに、これだけ支出しているのには少々驚いた。日本のアニメとは、本当に凄い産業なのだと痛感した。

来週で2012年も仕事納め。皆様、どうぞ良い年をお迎えください。

PS
書き終わってふと思ったが、「ドラゴンボール」があった。既にほかの人にあげて失念していたが、全巻「合計33,308円」で最高値。

以前お世話になった整骨院の先生から「クリスマス・パーティー」のお誘いがあった。随分ご無沙汰していたが、言外に「定員未達」的な感じが漂ってくる。「誘われたら基本的にYESと言う」がモットーながら、ちょっと悩んだのが先生の趣味である「社交ダンス」の集まり。「飲んでいればよい」とのことなので、枯れ木も山の賑わいと出かけた。


10分前に着くと、そこは飲み屋ではなくダンス・ホール。既に、何組も踊っている。レトロな音楽で、映画「ALWAYS」の時代に戻った雰囲気。比較的年齢層は高く、まじめに社交ダンスを極めようという求道的な方ばかりだ。 酒の肴にとダンスを見ていたところ、結局、踊ることに・・・。ワルツは結構簡単。ただ、4拍子のブルースになるとグッと難しくなる。相手がリードしてくれると比較的スムースだが、両方が初心者だと足を踏んだりぶつかったりとうまくいかない。「ステップを気にし過ぎて、下ばかり見ながらガニマタで踊っている」と酷評された。


一人で踊るほかのダンスとは異なり、社交ダンスは常に別の一人を意識しなければならない。リードしたりリードされたりと、この辺の勘どころを養うのには結構時間が要りそうだ。


ダンスと言えば、ブーダン前国王・雷龍王四世は、こんなことを言っている。「善き民主制はダンスという芸術に似る。指導者と民のダンス。ひとつの音楽をひとつと聴ける、ビジョンと価値観の共有。リードする人とリーダーをいだく人との信頼が創りあげる自然体。指導者と民が嬉々として共に踊れる基礎。その基礎を固め維持する経過抜きでの政治改革は、国家安泰につながらない。」 


新しい安倍政権は、ひとつの音楽のもとで、国民と共にダンスを踊れるのか見極めたい。

たまに無性に食べたくなるのが、吉野家の牛丼、マクドナルドのビッグマック、王将の餃子。学生時代にお世話になった名残かもしれない。急にビッグマックを食べたくなり、近くのマックに久しぶりに行ってみた。


マックの制服を着て注文をとってくれたのは、60歳は超えたと思われる女性。「マックは学生のバイト」と決めつけていたためか、最初はやや違和感があった。しかし、考えてみれば、何も学生でなければできない仕事でもなく、「これからは増えるだろうな」と納得。


我が家の近くでは、最近老夫婦が喫茶店を始めた。多分、ずっとやりたかったのだと思うが、時間をかけて入念にサイフォンから珈琲を入れてくれる。近くのスーパーでもご高齢の方が働いているのを見かける。聞けば、渋谷のファーストフード店では逆に高齢者のみをアルバイトで雇用しており、お客様に「もうちょっと野菜を取らなきゃだめよ」「それじゃ、栄養偏りすぎ」と指南するお店もあるそうだ。


そういえば、都知事を辞めて国選に出ようという方も80歳。まだまだ、シニアの活動は続きそうだ。

父の法事等もあり、実家(鳥取県米子市)に帰省した。法事のあとは、母や知人たちと食べ歩き(食欲の秋)。

まずは日本海料理屋。鳥取と言えば、松葉ガニが有名だが、時期は11月から。「お客さん! 紅ガニが入りましたよ!」と声をかけられ、その紅ガニを注文。カニそのものは普通だが、極めつけは「甲羅酒」。カニ味噌を食べた後の甲羅に燗酒を入れて飲むのだが、これが美味い!

米子には、幼稚園から小学校2年までいたが、当時「3時のおやつ」と言えばカニ。お皿の上に、茹でた小ぶりのカニを山盛りにして、それをボリボリと友達と食べるだ。おやつには甘いお菓子を期待するので、これが出ると「え~、またカニ~!」とゲンナリしたものだ。やがて東京に出てきて、カニがとても珍重されていることに驚いた。いまでも「カニは3時のおやつ」という感覚が抜けないが、甲羅酒だけは絶品。

翌日は出雲大社。出雲大社には25年前に父に連れられて行ったことがある。その時は「何だ、ちっこい神社だな」と思っただったが、それから年も重ねて行ってみると、何となく「気」を感じる。10月は神無月と言うが、出雲地方では「神在月」。この月に、日本中の神様が出雲に集まって協議するだ。全国的には神無月ながら、出雲は神様だらけとなるので「神在月」と呼ぶ(但し、旧暦の10月なので、現在のカレンダーでは11月23日から)。久しぶりに行った出雲大社は修復中で、御仮殿・神楽殿のみとなっていた。

帰路、近くのワイナリーに寄ってみた。10種類のワインが試飲し放題。ただ、どれもブドウジュースにアルコールを入れたような感じ。お店の人に感想を聞かれ、つい「甘いですね」と言ったところ、「こんなのもありますよ」と出されたのが「唐辛子ワイン」。ご愛嬌だそうだが、飲むと舌がヒリヒリして、またほかのワインを飲むことになり、スッカリ酔ってしまった。

ところで、以前来たときには鬼太郎ブームで活気があった米子だが、今回は盛り上がりに欠けていた。米子には中国・韓国からの旅行者が多く、道路表記も英語・ハングル・中国語表記と国際都市となっている。両国からの直行便があるが、尖閣・竹島問題後、一時直行便は停止。いまでも両国からの旅行客は激減で、地元のお店やレストランの経営は苦しくなったと言っている。あまり、報道されていないが、領土問題が思わぬ地方都市に影響を与えていると実感した。

PS
因みに、米子空港は「米子鬼太郎空港」と名前を変えたが、出雲空港は「出雲縁結び空港」に変更。確かに出雲大社は縁結びの神様だが、これはないでしょ…と思うのは自分だけか。

福井県のアンテナショップ近くにできたお店に行ってきた。福井と言えば「黒龍」で、蔵元と提携しているらしく、いつでもお手頃価格で黒龍が飲める。


アンテナショップと言えば、学生時代の友人が、先日まで有楽町にある長野県観光情報センター長をやっていた。長野県は「だいしん」というお店を中心に、長野の酒を提供している。山梨県はソムリエ田崎真也氏と組んで「Y-wine」というレストランで甲州ワインを提供。実家のある鳥取県は、「TOTTORINE(トットリーネ)」という泣きたくなるような名前のイタリアン・レストランを鳥取県物産展の2階に構えている。どこも、地元の良さをPRしたいのだろう。


先日、その観光センター長のO氏が長野県庁に戻ることとなり送別会を開催した。「おひさま」放映時にはテレビの取材なども受けて有名人となったO氏だが、「今度、県庁のどこに戻るのか」と聞けば、「新設される移住課の課長」とか。


これまで、地方自治体は雇用獲得のため、工場誘致に力を入れてきた。ところが、円高が定着し、電気代は上がる、消費税は上がるで、日本での新設工場案件は減り、代わって自治体が着目しているのがシニア層。


そのシニア層も日本の高い物価や税金を嫌って海外に移り住んでいる。行先はクアラルンプールが筆頭で、次がシンガポール。いずれも税金が安く、円高のおかげで物価が安く感じられる場所だ。かつての上司もシンガポールへの移住を検討しているが、医療は日本より迅速で丁寧。シンガポールを終の棲家にしてもOKと言っていた。「このままでは日本人が流出する」と危機感を募らせた各自治体は、シニア層の取り込みを図っている。長野県も重い腰をようやく上げて、O氏を「移住課長に任命」したという。


先行している高知県を視察に行ったところ、美しい自然と日本語を話せる環境をPRしつつ、ICTを駆使したサテライト・オフィス計画も進行中とか。生き残りをかけて、地方では色々なことが起こっている。