【映画】霧のごとく | "Food for Thought"

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【霧のごとく】

 

 観終わってから、何ともジワ~っと来る映画。1953年、台湾での白色テロ後の戒厳令下の出来事からスタート。派手な仕掛けはなく、主人公の阿月という少女が、逮捕され銃殺刑となった兄の遺体を引き取ろうとする内容。

 これを機に、台湾の歴史を知ろうと観たものの、韓国映画のような政変劇やクーデター・シーンはなし。ただ、本作は、阿月をとりまく偶然や人間関係をとても上手く交錯させているところが出色の出来映え。脚本・監督の力量がすごいと思いました(同一人物でした)。

現在では半導体製造の中心地の台湾も、戒厳令が解かれるつい1987年まではこんな感じだったのかと、その意味では台湾の歴史を知ることができた秀作。