連休は、「新・北斎展」を見に行ってきました。NHK「日曜美術館」で美術展が放映されると、その後は、いつも激混み。よって、2月10日(日)の放映前日、雪の予報で人出もまばらと踏んで出かけてみました。雪のパラつく中、窓口に行けば「50分待ち」。かといって今さら引き返す気にもなれず、約40分待って入場してきました。外国人や若い方も多く、本物の人気なのだとよくわかりました(ゴッホなども浮世絵を取り入れています)。
数々の浮世絵や肉筆画があり、どれも繊細・精緻なうえ、彩色も鮮やか。よくこれだけ描いたものだと感心しました。20歳ころから90歳で亡くなるまで描き続けたそうですが、
86歳になればますます腕は上達し、
90歳ともなると奥義を極め、
100歳に至っては正に神妙の域に達するであろう
と、書き残しています。織田信長が「人生、わずか50年」と謡っていた少し後の時代にありながら、100歳を視野に絵を極めようとしたその気魄には頭が下がりました。いま、「人生100年時代」と言いますが、これだけの気概が必要なのだと別の意味でも感銘を受けた展示会でした。
PS
因みに、日本画家は長寿の人が多いです。指に膠を溶いて色を作るのが体に良いという人もいますが、真偽は定かではありません。
