僕は、この本で初めて、村上春樹さんの作品を読みました。なぜこの本を読もうと思ったかというと、僕の着ている服に村上さんの本の表紙の絵がかかれていて、どんな本を書いている人なのか気になったからです。
この本は短編集なのですが、その中で一番面白いと思ったのは「とんがり焼の盛衰」です。
この話は、主人公が二百万円をかけて名菓とんがり焼をアレンジするも、会社の中で評価が割れ、真のとんがり焼しか食べないという「とんがり鴉」達でさえ対立するほどの物だったという話です。
この話の題名の「とんがり焼の盛衰」に、「衰える」という字が入っていることや、若者向きの味ではないというところから、その後とんがり焼は衰えていったことが想像できます。
これは村上さんの、昔の物ばかり大切にする「とんがり鴉」のような「昔の人」への皮肉の気持ちなのだと僕は思います。
この話を通して、昔の物を守りながら、新しい物の良いところも取り入れることが大切だと思いました。