<あらすじ>

生まれつき知的障害のあった主人公のシャルルは、知能を上げる薬の治験に参加します。


初め、シャルルはIQがどんどん上がり、いろいろなことを学習し、恋人ができるまでになります。


しかし、悪いことも同時に起こりました。

例えば、周りが見えるようになったことで、自分が悪口を言われていることに気づいたり、記憶がよみがえったことで、小さい頃知能が低いために母に見捨てられ、施設に入れられたことを思い出したりしました。

また、自分の過去を知られたくないがために恋人を拒んでしまい、別れることになりました。


さらには、同じ薬を使って知能が上がっていたネズミのアルジャーノンが退行を見せ始めます。不安になったシャルルは、研究所にいたアルジャーノンを連れ去り、殺してしまいました。


そして、シャルルはその後、投薬をやめるという選択をしました。


<感想>

僕はこの選択は、シャルルが幸せになれる選択だったと思います。

なぜならシャルルは、知能を失ってしまったけれど、知能が上がった時の経験を通して、今まで手にすることができなかった、人を好きになる気持ちや、死んでしまったものをとむらう気持ちを得ることができたからです。


最後のシーンでは、知能が元にもどってしまったシャルルが、恋人のことを追いかけようとします。しかし、道が分からないために、迷ってしまい会うことができませんでした。それはまるで、大好きなチーズにたどりつけないアルジャーノンのようでした。

また、シャルルはアルジャーノンのお墓を作ってあげて、花束を供えてあげました。


このような人間らしい気持ちは、知能が退行しても残るのだと、この映画を見て思いました。