(承前)肉に合わせるものしゃぶしゃぶにはなにが良いか。これは肉に勝ってしまうかな。青鹿毛。試作品として発売された年のそれは、なんとも白濁するぐらいの滓があり、ラベルは青と銀が逆だったと記憶する。フーゼルをとりきらないその味わいの深さは何とも形容しがたい幸福感をもたらす逸品であった。今や手には入るのも用意になった。あの頃のような尖った味わいではなく、良くも悪くも洗練され、万人受けする仕様になってしまったと感じるのは私だけか。