前回 カブで日本一周その6.5 新潟~山形~秋田編 計画編

 

出発当日早朝に猫たちの襲撃を受けて、若干眠いながらもほぼ予定通り0630に出発。

この日は満を持して(?)平日に休みを取ったので、ぐずぐずしていると通勤ラッシュが始まってしまいます。

まず目指すは宮城と山形県境の町、七ヶ宿。

ここを通るR113が新潟方面へのルートとなるため、最短コースでここへ向かいます。

とはいえ、仙台市街地を抜けてしまえば途端に交通量激減。

蔵王町あたりは出会う車もまばらで、休日の賑わいが嘘のよう。エゾリスが道を渡ってました。

というか私にとっては早起きでも、この辺の人はとっくに仕事始めて通勤時間は過ぎてる気がする...。

途中眺めの良い道端で朝飯…と言っても持参したバナナ。

広々とした牧草地を眺めてると、もうここでノンビリして帰っても良いんじゃないかという気がしてきます。

R113も同様の空き具合で、快調に距離を稼ぎます。ここもニホンザルが路上でウロウロしているくらい交通が少ない…。

気温はウインドブレーカー1枚で気持ち寒いかな~くらいのちょうど良い塩梅。

あんまりのどかで一服したくなりますが、本番は日本海側に抜けてからなので早めに進むに越したことはありません。

0850には山形側に抜け高畠の道の駅に到着。

ちなみに今回の装備はこんな感じ。

 

 

一泊とはいえ、キャンプツーリングとしてはかなりコンパクトにしたつもりです。

今回は超久々のキャンプツーリングという事で、原点に立ち返り最低限の装備でキャリアとリアボックスに乗る分だけにまとめてみました。

家にあるサイドバッグ(30年前に上のコーリンで通販で買ったアンティークな商品ですが(笑))を装備すれば格段に積載量は増やせるのですが、私の信条として「旅は身軽な方が良い」というのがありますので敢えて装備を削ったわけですが、さて...。

 

広々と田んぼが広がる置賜の平野を抜ける小国町に入ると、いままでとは打って変わって谷間を走る道になります。

北の朝日山地と、南の飯豊山地の間を断ち切るように荒川がうがった谷を、道路も鉄道も走ることになります。

というか、内陸と日本海側を結ぶルートは、ここ以外にあり得ないだろうという立地。

赤芝峡という名勝地もあり、昔は(30年位前?)ドライブインがあったりとそれなりに賑わっていた記憶があるのですが、いまやすっかりバイパス的な趣で交通の流れも速く、バイクを停めるのも一苦労です。

上の写真は国道から脇道に逸れたところにある橋の上で撮ったものです。

のどかな風景に見えますが、風が強いのなんのってバイクを停める向きによっては簡単に倒れてしまいそうな位でした。

この後も強風が続くようだと、テント泊では雨より風が問題だったリするので、ちょっと不安...。

 

1100

日本海到達。

出発から約4:30、約180km

ここまでは大した疲労も感じず順調。

胎内市内のR113とR345の交差点付近を

「今回の日本一周のスタート地点」とします。

ここからはひたすら海岸沿いを北上です。

今日の目的地は鶴岡市のキャンプ場です。

 

微妙に曇りで、海もどんよりした色合いです...。

ここまではいわば日本海側に到達するための「移動」でしたが、ここからが本番ですので

じっくりと風景を見ながら行くことにします。

 

沖合に何かあったので、帰宅後調べてみたらガス田だそうです。

 

 

笹川流れは何度か通った記憶があるものの、足を止めて見たことはなかったので適当なところでバイクを停めて暫し休憩。

ずうっと白っぽい岩と砂浜だったのでなんでだろうと思っていましたが、花崗岩質なのね。

水か超透明!

 

鶴岡市に入り由良海岸へ、白山島が見えてきました。

この島は橋で陸地と繋がっていて一周出来るのと、頂上の神社まで石段で登れます。

みてわかる通り結構な急斜面で、下りはちょっと怖いです。あとは神社の裏(画像では左側)に回って海側の崖っぷちに出ると、落ちたら間違いなく死にそうな絶壁でなかなかの眺め。こんなところ自由に出入りできて良いの⁉︎という感じでしたが、今も立ち入りできるのかな?

 

コチラはクラゲで全国的に有名な加茂水族館。

学生の頃来たときはひなびた水族館だったなぁ。

最近一度奥さんと行きましたが、施設の規模こそ小さいものの、クラゲの展示は圧巻です!

マジおすすめ。

 

ここまでくれば今日のキャンプ地まであと一歩なので、湯野浜温泉で公衆浴場へ。

浴場へ入るときに入れ替わりで上がってきたおじさんが

「熱いから水入れたほうがいいよ!」

と言っていたので、どんなもんかと思ったら本当に熱い(笑)

壁にも水入れて温度調節してね、と書いてあったので水道全開にしてそのそばで湯につかりました。

しばらくすると若い人が入ってきて、「旅人っぽいなあ」と思いましたが、特に声を掛ける事もなく上がってきたら!外に出てみると青いジャイロXが停まってる!

関東の青ナンバーが付いてましたから、随分遠くから来たんだな〜と…青ナンバー?

後で調べたら、後輪の幅を広げる事でミニカー扱いになるみたいですね。

良い湯でしたが、ドライヤーは備え付けられてなかったので寒い時期は注意!

あとは今晩の酒を買ってキャンプ場へ向かいます。

つづく

 

カブで日本一周その6.5 新潟~山形~秋田編 計画編 

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