令和4(2022)年9月19日(月曜日 敬老の日 曇りときどき雨)

 

 台風接近の連休をいかがお過ごしでしたか?

 

 私は17日(土曜日)の夜、月例になった西荻窪Heaven’s Doorのセッションに参加してきました。

 演奏したのはキャンディーズの「暑中お見舞い申し上げます」と「やさしい悪魔」

 

 

 

 現場で知ったのですがこの日のDrumsは10年ほど前に何度かご一緒させていただいたKさんでした。Bassの楢さんとのご縁でKさんと再びご一緒させていただきました。Akiちゃん、懐かしかったね!皆さんありがとうございました爆  笑

 

 で、私のラッパについては・・・久しぶりだったのだから、Kさんに、ちっとは成長したところを聞いていただければ良かったのですが・・・またご一緒させていただく機会があればその時こそ、捲土重来したいと思いますてへぺろ

 

 

 

 

 

 

 さて、18日、19日の両日は天気がはっきりしなかったので部屋にこもって柳田国男の「海上の道」を読んでいました(まだ読みかけです)。

 

 

 

 何故「海上の道」を手に取ったかというとね・・・

 

 今年は沖縄県の日本復帰から50年の節目の年で、6月に東京国立博物館で「琉球展」を観て琉球の歴史に興味を抱いたということもあり・・・

 

 

 この夏は伊波普猷(いは ふゆう)の「古琉球」を読んでいました。

 

 
 伊波普猷(1876~1947)は沖縄出身の言語学者で、琉球の古詩「オモロ」研究のパイオニアです。「古琉球」に収録されている「あがる三日月がふし」という天体の美を歌ったオモロと、そのオモロの伊波普猷による現代語訳が大変美しいので、同書224頁から引用します・・・
 
 ゑけ あがる 三日月や
 ゑけ 神ぎや かなまゆみ
 ゑけ あがる あかぼし や
 ゑけ 神ぎや かなまゝき
 ゑけ あがる ぼれぼしや
 ゑけ かみ が さしくせ
 ゑけ あがる のちくも は
 ゑけ 神 が まなきゝおび
 
  伊波普猷による現代語訳
 
 あれ 天(あめ)なる三日月は
 あれ 御神(みかみ)の金真弓(かなまゆみ)
 あれ 天なる明星(あかぼし)は
 あれ み神の金鏃(かなままき)
 あれ 天なる群星(むれぼし)は
 あれ 御神の花櫛(はなかざし)
 あれ 天なる横雲(よこぐも)は
 あれ 御神の御帯(みおび)
 
 いかがですか?私は「古琉球」を読んで、海に生きた南島の人たちの歌がこのように雄大で美しいことを知りました。

 

 伊波普猷の「古琉球」に引き続いて、この秋は柳田国男の「海上の道」を読むことで、琉球と日本との関わりについてもう一段深く考えようと思っているのです。

 

 

 

 

 さて、少し前から風が強くなってきました。

 

 蘭の鉢は屋内にとりこんだし、今夜は一杯やって、早めに休もうとおもいます。