さて天皇賞(春)ですが各馬の追い切りも終わり、そして昨日に枠順も発表され、皆様にしてみれば「後はレースを待つだけ」と思われているかもしれませんが、私に言わせれば、ここからが非常に大切なのです。


追い切りを終えた各馬に関しては、その反動が出るなどして体調が大きく変化しても不思議でない時であ

り、また枠順が決定した陣営はその戦法を頭に浮かべ始めます。


つまりここからが的中に向けて非常に大切。


これまでにお送りした内容をまとめますと、


「逃げ馬が不在である以上、流れはスローになり上がり勝負となる」


「京都の馬場は軽くて基本先行有利の馬場」


「有力馬のフォゲッタブル、マイネルキッツにはそれぞれ死角がある」


「昨今の牝馬のレベルを考えるとメイショウベルーガにもチャンスはある」


「ホクトスルタンが不在となってもペースは大きく変わらない」


こんな感じでした。


それに加えて本日お伝えしたいのは先ほど書いた「追い切り後の状態」であります。


その「追い切り後の状態」のバロメーターとして注目したいのはJRAが発表している「追い切り後の馬体重」。


この数字に対して、前走時に大きな変化がない場合、正常と判断するのは追い切り後の馬体重が前走時の体重を上回っていることです。


それでいうと減ってしまっているテイエムアンコール(追い切り後458、前走462)、変動のないジャガーメイル(追い切り後480、前走480)エアシェイディ(追い切り後496、前走496)が非常に気になると共に、微増のフォゲッタブル、トウカイトリック、メイショウベルーガあたりも今後、マークすべき馬達といえます。

そういう

中で私が好走をはっきりとイメージできる馬がいます。


これまでのメールをお読みいただければ、どの馬であるのかおおよそ想像がつくでしょうが、気になるのは私もそうですが人気ですよね?


もちろんまだ馬連なのかどうなのかといった点もそうですが、この馬を軸にすることを決めている訳ではありませんが、逆に人気馬に死角があって、この馬が好走することになれば、昨年と同様に万馬券決着も十分にあり得ると思っています。

阪神大賞典3着で唯一の牝馬となるメイショウベルーガについてのお話をしておきましょう。

そもそも牝馬は過去10年に3頭しか出走していませんが、そもそもこの天皇賞(春)では牡馬相手に苦戦していますが、それは阪神大賞典も同じでした。


阪神にそれまで実績のなかったメイショウベルーガがその阪神大賞典でクビ差の3着。これは大きな意味を持ちます。


「牝馬だから」といった理由はその多くの場合に通用する消去する理由になりますが、我々はウオッカのダービー制覇をはじめ、ダイワスカーレット、そしてブエナビスタ、レッドディザイアといった牡馬相手に互角以上の走りを見せる牝馬をこの目で最近目にしています。


GI馬がマイネツキッツ1頭になった状況に加えて、得意の京都。もしかするとメイショウベルーガが歴史に残る好走をしても不思議ではないと思っています。

人気が確実なこの天皇賞(春)の昨年覇者であるマイネルキッツについてお話しましょう。


昨年は12番人気での勝利でしたが、前走の日経賞でアルナスラインのコンマ1秒差の2着で、アルナラスラインが天皇賞(春)で単勝7.5倍に対してマイネルキッツが46.5倍は人気の盲点であったとしか言いようがありません。


今年も昨年と同じく日経賞を使ったマイネルキッツ。59キロを背負っての勝利は大きなアピールとなり、また他にGIウイナーが不在となることからも人気になるでしょうがこちらも気になる点があります。


それは中間に“ちくのう症”の症状があったこと。


私は馬の“ちくのう症”については詳しくないのですが、呼吸に関わる可能性がありますので、とても気になります。


どうやら抗生剤を投与されて治まっており、先日ダノンベルベールとの併せ馬を見る限り影響はなさそうですが不安が完全に払拭されたと考えるのはどうでしょうか?


ゴールデンウィークの渋滞を避けるために既に22日に栗東入りしたマイネルキッツ。今年は昨年に比べるとメンバーが弱化することから史上3頭目の連覇の可能性も高いと思いますが、栗東での様子に随時、注意を払いたいと思います。


ここまでフォゲタブル、マイネルキッツの死角に繋がる話しをしてきましたが、人気馬がそういった状態であるならば、当然、今年の天皇賞(春)は伏兵馬の台頭に注意が必要と言えます。


では、どういった馬に注意すればいいのでしょうか?


まずはこの天皇賞(春)が行なわれる京都外回り3200Mのコースは他に同じ条件のレースが1レースもないレースである以上、過去に出走した馬にアドバンテージがあると考えるべきです。


今年のメンバーでマイネルキッツ以外に過去にこの天皇賞(春)に出走した馬といえば、ジャガーメイル、トウカイトリック。


これらの馬には注目が必要だと考えています。


特にフレグモーネでダイヤモンドSを回避した翌週に京都記念でブエナビスタに迫ったジャガーメイルは面白いと思います。慣れていない外国人騎手の騎乗と、京都記念からのローテーションは好材料とは言えないですけどね。


では今度はどんな脚質の馬がこのコースに向くのでしょうか?

天皇賞(春)の枠順が決定しました。


以下の通りになります。なお、枠順については念のために主催者発表のものをご確認ください


01 カネトシソレイユ
02 エアジパング
03 フォゲッタブル
04 メイショウドンタク
05 フィールドベアー
06 トウカイトリック
07 ナムラクレセント
08 トーセンクラウン
09 メインストリーム
10 テイエムアンコール
11 ミッキーペトラ
12 ジャガーメイル
13 ジャミール
14 メイショウベルーガ
15 エアシェイディ
16 マイネルキッツ
17 ゴールデンメイン
18 ベルウッドローツェ


ミッキーペトラ以外にこれといった逃げ馬が見当たらない今回のメンバー。いずれにしてもスローペースとなるのは必至でしょう。


また馬順別の成績は以下の通り。


1番 (1-0-1-8)
2番 (1-1-0-8)
3番 (0-0-0-10)
4番 (1-1-0-8)
5番 (1-1-1-7)
6番 (2-0-0-8)
7番 (1-1-0-8)
8番 (0-1-1-8)
9番 (0-0-0-10)
10番(1-0-0-9)
11番(1-1-1-7)
12番(0-0-4-5)
13番(0-0-2-5)
14番(1-1-0-5)
15番(0-0-0-6)
16番(0-2-0-4)
17番(0-1-0-4)
18番(0-0-0-4)


12番より外枠から優勝馬はここ10年で1頭しか出ていません。08年のアドマイヤジュピタ。この天皇賞(春)では優勝馬の4角の位置取りが最も後ろだったのが、05年のスズカマンボの8番手。


それを考えると好位置に付けられる内枠のほうがやはり良いということになるのでしょうか?

ドリームジャーニーが不在となる天皇賞(春)で大きくクローズアップされるのはフォゲッタブルでしょう。父ダンスインザダーク、母はあの名牝エアグルーヴの良血馬はデビュー当時から大きな期待を寄せられていましたが、本格化するのに時間を要し、ようやく昨年の秋にステイヤーズS、ダイヤモンドSと3000Mを越える重賞戦で勝利。

当然、菊花賞2着、有馬記念4着とGI勝ちのない同馬にとってこの天皇賞(春)はGIウイナーの仲間入りをするのにこれ以上ない舞台と言えます。

しかし、ダイヤモンドSからレース間隔を開けて使われることに多少疑問を感じます。昨年秋のローテーションを考えると特に間隔を開けた方が良いタイプとも言えず、それであればダイヤモンドSからの直行はどうしても納得ができない部分があります。

もちろん昨秋の疲労を考えて使わないだけなら問題ないのですが、どうしても私の頭には「使いたいのに使えない?」といった疑問が残ります。

このフォゲッタブルを管理するのは、メジロマックイーン、ステイゴールド、そしてディープインパクトの池江泰郎調教師。これら3頭においても天皇賞(春)の前には阪神大賞典、日経賞、産経大阪杯のいずれかを使っていただけに余計に何かあるのでは?と勘ぐってしまいます。

来年の2月には引退される池江泰郎調教師。もちろん最後となる今年の天皇賞(春)をフォゲッタブルで勝ちたいとの思いは強いと思われますが、今週に行われた1週前追い切りで、フォゲッタブルは明らかに重め残りであるかのような動き。

もちろん、まだ1週間ありますが、今のところ「黄色信号点滅」とお伝えします。