土曜日に行われる金鯱賞と同じく、日程的に宝塚記念の前哨戦と考えられるこの目黒記念。


この後に宝塚記念を考えている馬の出走が考えられるが、今年は金鯱賞が中京競馬場の改修工事のために京都で行なわれるためか、有力関西馬がそちらに登録したこともあってか、目黒記念はかなり手薄なメンバーとなった。


そういった状況においてわざわざ東京へ遠征してくる関西馬には当然注目をするべきだろう。距離、ハンデ、右回り、左回り、相手関係といったようにレースを選ぶファクターは数あるが、何よりも東京まで輸送をしくる馬はそれなりのメリットがあるのは間違いない。


昨年の天皇賞2着のアルナスラインが登録してきた。ハンデ戦で斤量は58キロ。一昨年のこの目黒記念でも2着しているが、これまでの実績から距離が長いこちらを選択したのか?


ハンデキャパーは長期休養や長距離輸送などを加味してハンデを決めることはないのだろう。当然その58キロはトップハンデ。次位が56キロなら断然の評価となるが、それも今年のメンバーを見れば仕方のないこと。

それに11ヶ月ぶりという事を考えればここは宝塚記念への叩き台と考えるのが常識かもしれないが、そうとは言

えない事情がこの馬にはある。


元々腰に不安のある馬。ここを叩いて次は必ず上昇するという保障がないのだ。


よく耳にしたことがあるだろう「1戦1戦が勝負」。これはどこかしら不安のある馬にしてみれば、まさにそうなのだ。


今回のアルナスラインはまさにそうだろう。だからこそ、金鯱賞ではなく、得意の東京の目黒記念ではないのか?


その他、コパノジングー、トップカミング、ナイアガラ、マキハタサイボーグ、ミッキーペトラ、モンテクリスエスといった関西馬も先に書いたように何らかの理由があっての目黒記念。


関西馬の上位独占まであって驚けない。

中京競馬場の改修工事により今年は京都で行なわれる金鯱賞。別定の2000Mならば、当然宝塚記念へのステップレースと考えていいでしょう。


実際にそのメンバーをみても休み明けの馬が多く見られます。


アクシオン→5ヶ月ぶり、アドマイヤオーラ→15ヶ月ぶり、アーネストリー→5ヶ月半ぶり、エイシンドーバー→7ヶ月ぶり。


どの馬もここで勝っては不思議でない実績の持ち主ですが、常識的に叩き台と考えれば、順調に使われてきたナムラクレセント、スマートギアが大きく浮上しても驚けません。


共に重賞未勝利でもあと一歩まできているこの2頭ですが、ここならチャンスは大…と言いたいところですが、私に言わせると、何かが足りない分、これまでに重賞を勝ててないのではないでしょうか?


ナムラクレセントは前走天皇賞(春)で折り合いを欠き4着。この馬はともかく気性が問題。今週の追い切りも、歩いたり止まったりして追い切りがはじまるまで馬場入りしてかr30分近く時間が掛かったそうです。

5歳馬だけに確かに今後はこの気性の問題も解決して不思議ではないですが、まずは今回に改善することは考えられません。距離が短縮となる分、折り合いの苦労は減るでしょうが過信は禁物でしょう。


一方、スマートギアですが、ご存知のとおり追い込み一辺倒の脚質が不安。一度昨年秋のアルゼンチン共和国杯で中団からの競馬を試みたことがありますが、全く見せ場なく12着。やはり追い込む競馬が良いのは間違いないでしょうが、今の京都は前残りの傾向。

前走の都大路特別も上がり32秒台をマークしながら6着なのですから、展開が向かない限りは厳しいでしょうね。これ以上の速い脚は不可能ですから。


さてここまでいろいろ申し上げてきましたが、何が言いたいのかといえば、今年の金鯱賞は確たる主役馬が不在であること。


そして、特に上位人気馬に死角がある馬が多いということです。

ダービーレイティング


<2007年>

▼本年度レーティング最高値

ヴィクトリー 114I
サンツェッペリン 113I
フサイチホウオー 113I
ウオッカ 112M(★1着)
アドマイヤオーラ 110I(★3着)
ココナッツパンチ 109I
ローレルゲレイロ 109MI
メイショウレガーロ 109I
ナムラマース 107M
ドリームジャーニー 106I
アサクサキングス 105M(★3着)
ダイレクトキャッチ 105M
ヒラボクロイヤル 105L
フライングアップル 105M

<2008年>

▼本年度レーティング最高値

ディープスカイ 112M(★1着)
タケミカヅチ 109I
マイネルチャールズ 109I
ブラックシェル 108M(★3着)
レインボーペガサス 108I
サクセスブロッケン 107MD
スマイルジャック 107M(★2着)
レッツゴーキリシマ 107I
アドマイヤコマンド 106L
ショウナンアルバ 106M
フローテーション 106M

<2009年>

▼本年度レーティング最高値

アンライバルド 116I
トライアンフマーチ 113I
ジョーカプチーノ 112M
セイウンワンダー 112I
ロジユニヴァース 110I(★1着)
シェーンヴァルト 108I
ブレイクランアウト 108M
リーチザクラウン 108M(★2着)
アプレザンレーヴ 107L
ゴールデンチケット 106MD
フィフスペトル 106M
アイアンルック 105M
アントニオバローズ 105M(★3着)
デルフォイ 105L
ナカヤマフェスタ 105I
マッハヴェロシティ 105L

<2010年>

▼本年度レーティング最高値

ヴィクトワールピサ 116I
ダノンシャンティ 115M
エイシンフラッシュ 113I
ヒルノダムール 113I
ペルーサ 113L
ローズキングダム 113I
アリゼオ 112I
リルダヴァル 111I
ハンソデバンド 108M
ゲシュタルト 107ML
ルーラーシップ 107I
トゥザグローリー 106L
コスモファントム 105L
レーヴドリアン 105ML
メイショウウズシオ 104L
トーセンアレス 102MD
シャイン 100M

▼昨年度JPNランキング

ローズキングダム 114
ヴィクトワールピサ 108
コスモファントム 107
アリゼオ 105
ダノンシャンティ 105
ヒルノダムール 105
リルダヴァル 104
サンディエゴシチー 103
シャイン 100

2007~2009年は105以上を抜粋

(JRA発表)

・過去3年の勝ち馬はウオッカ(112M)、ディープスカイ(112M)、ロジユニヴァース(110I)で3頭とも110を超えている。

・本年度レーティングが110を超えた頭数は、2007年5頭、2008年1頭、2009年5頭、2010年8頭。今年は110を越えた馬が多い。

ステップレースレイティング


▼東京スポーツ杯2歳S
05年フサイチリシャール 106
06年フサイチホウオー 105
07年フサイチアソート 106
08年ナカヤマフェスタ 105
09年ローズキングダム 107★

▼朝日杯FS
05年フサイチリシャール 112
06年ドリームジャーニー 111
07年ゴスホークケン 112
08年セイウンワンダー 112
09年ローズキングダム 114★

▼ラジオNIKKEI杯2歳S
05年サクラメガワンダー 108
06年フサイチホウオー 111
07年サブジェクト 106
08年ロジユニヴァース 112★
09年ヴィクトワールピサ 108

▼京成杯
05年アドマイヤジャパン 105
06年ジャリスコライト 105
07年サンツェッペリン 105
08年マイネルチャールズ 105
09年アーリーロブスト 104
10年エイシンフラッシュ 106★

▼シンザン記念
05年ペールギュント 107
06年ゴウゴウキリシマ 104
07年アドマイヤオーラ 108★
08年ドリームシグナル 105
09年アントニオバローズ 105
10年ガルボ 106

▼きさらぎ賞
05年コンゴウリキシオー 102
06年ドリームパスポート 103
07年アサクサキングス 105
08年レインボーペガサス 105
09年リーチザクラウン 108★
10年ネオヴァンドーム 106

▼共同通信杯
05年ストーミーカフェ 108★
06年アドマイヤムーン 108★
07年フサイチホウオー 108★
08年ショウナンアルバ 106
09年ブレイクランアウト 108★
10年ハンソデバンド 108★

▼弥生賞
05年ディープインパクト 109
06年アドマイヤムーン 109
07年アドマイヤオーラ 110
08年マイネルチャールズ 109
09年ロジユニヴァース 110
10年ヴィクトワールピサ 112★

▼スプリングS
05年ダンスインザモア 105
06年メイショウサムソン 107
07年フライングアップル 105
08年スマイルジャック 107
09年アンライバルド 108
10年アリゼオ 109★

▼若葉S
05年アドマイヤフジ 103
06年フサイチジャンク 105
07年ヴィクトリー 105
08年ノットアローン 102
09年ベストメンバー 104
10年ペルーサ 106★

▼毎日杯
05年ローゼンクロイツ 105
06年アドマイヤメイン 105
07年ナムラマース 107
08年ディープスカイ 105
09年アイアンルック 105
10年ダノンシャンティ 108★

▼ニュージーランドT
05年マイネルハーティー 106
06年マイネルスケルツィ 105
07年トーホウレーサー 105
08年サトノプログレス 105
09年サンカルロ 106
10年サンライズプリンス 109★

▼皐月賞
05年ディープインパクト 116★
06年メイショウサムソン 114
07年ヴィクトリー 114
08年キャプテントゥーレ 114
09年アンライバルド 116★
10年ヴィクトワールピサ 116★

▼青葉賞
05年ダンツキッチョウ 105
06年アドマイヤメイン 107
07年ヒラボクロイヤル 105
08年アドマイヤコマンド 106
09年アプレザンレーヴ 107
10年ペルーサ 113★

▼プリンシパルS
05年エイシンニーザン 101
06年ヴィクトリーラン 102
07年ゴールデンダリア 103
08年ベンチャーナイン 104
09年ケイアイライジン 104
10年ルーラーシップ 107★

▼京都新聞杯
05年インティライミ 106
06年トーホウアラン 103
07年タスカータソルテ 103
08年メイショウクオリア 103
09年ベストメンバー 106
10年ゲシュタルト 107★

▼NHKマイルC
05年ラインクラフト 115★
06年ロジック 111
07年ピンクカメオ 107
08年ディープスカイ 112
09年ジョーカプチーノ 112
10年ダノンシャンティ 115★

▼日本ダービー
05年ディープインパクト 119★
06年メイショウサムソン 117
07年ウオッカ 116
08年ディープスカイ 117
09年ロジユニヴァース 118
10年 ???

今年はほとんどのレースで過去6年の最高レーティングが出ました。皐月賞からは全て最高レーティングが出ています。今年のダービーはレーティングから見ると空前のハイレベル。

★2005年以降に3歳のG2以下で112以上を出した馬

青葉賞 ペルーサ 113
弥生賞 ヴィクトワールピサ 112
神戸新聞杯 ディープスカイ 114
ローズS ダイワスカーレット 113
神戸新聞杯 ディープインパクト 116

春の時点で出したのは、ヴィクトワールピサとペルーサだけです。

今日は怒涛のようにブログを書いていきますので、お付き合いください。


さて、ついに運命のダービーの枠順が本日決定しました。(枠順は「日本ダービー 3」に掲載されていますのでそちらをご覧になってください)


上位人気馬の1頭であるダノンシャンティが18番を引きましたよ。


過去ダービーでここ20年間、18番枠にいった馬の成績は(1 0 1 8)。10頭いて優勝馬1頭、3着馬1頭ですからそれほど悲観することではないかもしれませんね。


先週も同じ東京の2400Mオークスでは18番の17番で決まりましたからね。そのダービーにて過去に18番枠から優勝した馬が気になって調べたみたところ、2001年のジャングルポケットでした。


道中12番手あたりを走っていたジャングルポケットは最後の4角で10番手、追い込んで見事にダービー馬となったのです。


その脚質を考えるとダノンシャンティも同じ追い込みタイプ。内枠で前が壁になるような心配はなくなりましたが、果たしてどうなのでしょうかね?


このダービーですが、優勝馬に限っては断然内枠の馬だって事を知ってました?


ロジユニヴァース1番、ディープスカイ1番、ウオッカ3番、メイショウサムソン2番、ディープインパクト5番、タニノギムレット3番、アグネスフライト4番。ココ10年で7頭が5番より内枠なのです。


今年は

1番エイシンフラッシュ
2番レーヴドリアン
3番ルーラーシップ
4番サンディエゴシチー
5番コスモファントム


となっています。過去のデータからするとこの中から優勝馬が出ても驚けませんが、さすがに先週のオークスで8枠のワンツーをみたばかりですからね。


逆にこの7頭以外が優勝したパターンは先ほどのジャングルポケット18番、ネオユニヴァース13番、キングカメハメハ12番。


珍しいことに6番から11番といった真ん中あたりからダービーが出ていないんですよね。今年のダービーの6番から


11番は、


6番アリゼオ
7番ヴィクトワールピサ
8番ローズキングダム
9番ペルーサ
10番トーセンアレス
11番ハンソデバンド


なんとヴィクトワールピサ、ペルーサといった1、2番人気候補が入りました。


これはデータからするととんでもないことになりそうですね!力が拮抗しているといわれる今年のダービー。案外こういった枠順が大きなポイントになるかもしれません。