こんにちは！
マネー担当の「千里眼」です。
マネー担当の「千里眼」です。
あっという間に2011年も終わろうとしていますが、今年はなんといっても東日本大震災のインパクトが大きすぎて、今年を振り返ってもとにかく災害に見舞われた1年だった、ということしか思い浮かばないのが実情ではあります。世界的には景気後退の波が押し寄せ、特に欧州ではギリシャの財政破綻、欧州大国となるイタリアやスペインにまで危機懸念が広がり、ついには欧州コア国となるフランスやドイツまでもが最高格付けを失いかねない状況に陥っている現状を踏まえると、なかなか投資環境は波乱含みで難易度が高いというのが実情ではありますが、こうした異常時のマーケットというのもなかなか体験しようと思ってできるものではありませんので、これも経験値の積み上げとして積極的に携わって行きたいところではあります。
さて、なかなか順を追って説明しきれていないところではありますが、前回お話いたしましたFX取引におけるスワップポイントについて
の解説の続きとなります。このFX取引で魅力の一つであったスワップポイントですが、前回更新でもご指摘したとおり、実際にご自身が投資した資金に対して、相対的に得られる金額が大きいことで魅力的に感じてしまう点が注意点
であり、実際に運用している想定元本を考慮すると、必ずしも発生する金額は大きくないという点は念頭に置いておかなければなりません。具体的に金額を当てはめてみて見ましょう。
の解説の続きとなります。このFX取引で魅力の一つであったスワップポイントですが、前回更新でもご指摘したとおり、実際にご自身が投資した資金に対して、相対的に得られる金額が大きいことで魅力的に感じてしまう点が注意点であり、実際に運用している想定元本を考慮すると、必ずしも発生する金額は大きくないという点は念頭に置いておかなければなりません。具体的に金額を当てはめてみて見ましょう。例えば、10万円の証拠金で豪ドル(オーストラリアドル)を1万ドル買ったとします。
1日に得られるスワップポイントは100円と仮定します。
通貨の受払い日に対してスワップポイントは発生しますので、厳密には異なりますが、基本的に毎日100円のスワップポイントが発生するので、1ヶ月間のスワップ面での収支は、+3,000円(100円×30日)ということになります。逆に円高を予想して、円を買って豪ドル売っていた場合には、このスワップポイントは支払いになりますのでご注意ください。
上記例では、10万円の投資額に対して、1ヶ月間で3,000円の収入がある訳ですので、年利で言えば36％程度の計算となってしまう訳ですが、この考え方は大きな間違いであり、投資額そのものは10万円という証拠金であるものの、実際の運用額は1万豪ドル、日本円換算では79万円程度の想定元本を運用しておりますので、それに対して月額3,000円と考えると、日本の金利よりかは遥かに大きな金額ではありますが、決してもの凄く魅力的な金額・・・とは言い切れないところではあります。
ので、それに対して月額3,000円と考えると、日本の金利よりかは遥かに大きな金額ではありますが、決してもの凄く魅力的な金額・・・とは言い切れないところではあります。前回記事でもご紹介したとおり、このスワップポイントは交換する通貨同士の金利の差を売買価格で調整するという仕組みですが、主要各国にくらべ日本の金利は相対的に低い状態ではありますので、概ね日本円を売って(ショート)、外貨を買った(ロング)状態であれば、スワップポイントは受け取りになります（例外もありますが）。ここ最近は主要国の金利も大きく低下し、そのスワップポイントの魅力も相当に薄れてしまっておりますが、2～3年前は諸外国の金利も4.0～6.0％程度はありましたので、スワップポイントの金額も1日250円とか普通にあったから余計にこのスワップポイントの魅力だけが一人歩きしてしまった実情もあります。
もちろん、ポジションを買って持っていなければスワップポイントを受け取る権利もありませんので、スワップポイントが発生するということは必ずポジションを持っている状態ということになり、スワップポイントの発生メリット以上に通貨の変動リスクに晒される
ということは認識しておく必要があります。前回記事でも指摘したように、各通貨の1ヶ月間の変動幅は、一概に言えないところではありますが、概ね1～2円程度の変動はあります。また、相対的にスワップポイントの大きな通貨は、通貨の変動幅も大きく、一般的にはリスクの高い通貨という言われ方をしますので、なおさらスワップポイントの魅力については判断が難しいところになります。
ということは認識しておく必要があります。前回記事でも指摘したように、各通貨の1ヶ月間の変動幅は、一概に言えないところではありますが、概ね1～2円程度の変動はあります。また、相対的にスワップポイントの大きな通貨は、通貨の変動幅も大きく、一般的にはリスクの高い通貨という言われ方をしますので、なおさらスワップポイントの魅力については判断が難しいところになります。あくまでもFXは為替変動による値動きでの利ざやを狙う商品です。上述したように、これからさらに円高に向かうと思えば、スワップポイントを毎日支払ったとしても、積極的に円を買って外貨を売ることが正しい判断となります。この辺もまた理解の難しいところではありますので、次回更新では実際にシミュレーションも織り交ぜながら、外貨を買った場合のスワップシミュレーションおよび円高になった場合の含み損などを数値として挙げて行きたいと思います。
次回もお楽しみに
千里眼でした♪
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