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西村リエです。



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今日は七夕の日。



日本で現在親しまれている七夕は、日本古来の風習や中国由来の伝説が掛け合わさってできたものとされています。七夕の由来とされている、3つの風習や伝説があるそうです。

・織姫と彦星の伝説


七夕で最も有名なのが、織姫と彦星の伝説。

天空の主である天帝の娘で、機織りの名人だった織女は、牛飼いの牽牛と恋に落ちて結婚しました。

結婚後、働き者だった2人は仕事をしなくなり、それに怒った天帝は2人を天の川の両岸に引き離します。

悲しみに暮れる織女を不憫に思った天帝は、年に一度だけ2人を合わせるように計らった、というのが伝説のあらすじです。

織姫(織女)はこと座の一等星「ベガ」、彦星(牽牛)はわし座の一等星「アルタイル」という星にあたります。

旧暦7月7日は、天の川を挟んでベガとアルタイルが最も輝いて見えることから、この伝説が生まれたそうです。


また、ベガとアルタイルに、白鳥座の一等星「デネブ」を加えた3つの星は「夏の大三角」と呼ばれ、広く親しまれています。



・乞巧奠(きこうでん)

笹飾りに短冊を吊るして願い事をする風習は、中国の「乞巧奠(きこうでん)」と呼ばれる儀式が由来とされています。

乞巧奠とは、祭壇に針などを供えて星に祈りを捧げ、織姫にあやかり「機織りが上達するように」と願う中国の風習のことです。


当初は機織りの向上を願うものでしたが、徐々に手芸や詩といった芸術全般の上達を願う意味が含まれるようになりました。

この風習は奈良時代(710~784年)頃に日本に伝わったとされ、現存する日本最古の和歌集『万葉集』でも、七夕にちなんだ和歌が詠まれています。


・棚機(たなばた)

日本では古くから、祖先を祭る前の禊(みそぎ)がお盆の一環として行われていました。女性が着物を織って棚にお供えし、豊作を願ったり人々の穢れを払ったりするという風習です。

選ばれた女性は「機織津女(たなばたつめ)」と呼ばれ、機織りには「棚織(たなばた)」という機織り機が使われていたそうです。






■七夕の飾りの意味


七夕の際は、願い事を書いた短冊や、折り紙で作った七夕飾りを笹に吊るすのが一般的です。


実は、それぞれの飾りにも意味が込められています。短冊をはじめ、七夕の飾りに込められた意味をご紹介します。

・短冊が5色の理由

笹に吊るす短冊は、古くは和歌を書いて学問や書道などの上達を願っていました。現在はあまり意識されることがないものの、七夕飾りの短冊は赤・黒(紫)・青・白・黄の5色が一般的です。


七夕飾りの短冊が5色なのは、中国の五行説が影響しています。


五行説とは、世の中のすべては火・水・木・金・土のいずれかに当てはまり、それぞれが影響し合っているとする自然哲学の考え方です。


火が赤、水が黒、木は青、金が白、土が黄色に対応します。

日本では、黒色は縁起が悪いという理由から、高貴な色である紫に変化しました。また、日本語の青は緑色も表す言葉だったため、緑色が含まれるようになったそうです。



・短冊以外の七夕飾りの意味

七夕では、短冊以外にも吹流しやくずかご、投網、折り鶴といった、さまざまな飾り物を吊るします。短冊以外の七夕飾りと、それぞれに込められた意味は、以下の通りです。





【吹流し(ふきながし)】

垂らした織糸を模した飾りです。織姫を象徴し、手芸や機織りの向上を願って飾ります。



【くずかご】

七夕飾りを作り終えた後に出る紙くずを入れる飾りです。ものを粗末にしないで役立てる倹約の気持ちや、清潔さを育てる意味を持ちます。






【投網(とあみ)】
投網とは魚を取るための網のことで、大漁を祈願して飾ります。




【折り鶴】

家内安全や長寿を願い、家長の年の数だけ折ります。千羽鶴にする場合もあるようです。


【巾着(きんちゃく)】

古くはお金を入れていた巾着は、貯蓄や金運の上昇を願う飾り物です。お金が逃げないように、口の部分をしっかり結びます。また、巾着ではなく財布を飾る場合もあります。




【紙衣(かみごろも)】


折り紙で作った人形や着物が紙衣です。機織津女が織った着物を模していて、裁縫の上達などを願います。また、病気や災いが起こらないようにという厄除けの意味や、子どもの健やかな成長を願い身代わりとして流す形代(かたしろ)の意味合いもあるとされています。


七夕飾りは、古くは高くに掲げるほど星に願いが届きやすいと考えられていました。安全面の観点などから難しいかもしれませんが、少し高めの場所に飾ってみるのも良いかもしれません。


調べてみると鶴や紙ごろも、投網などなど
それぞれに七夕飾りに意味があったことを知りました。

いつも決まった吹き流しや短冊だけでなく、
いろんな飾りを作るのも楽しいだろうなと思ったのでした。