出口(退任時期)の見えない経営者になってはいけない・・・
65歳はサラリーマン社会でのひと区切りの年齢です。
でも、経営者には定年という概念がありません。
定年という概念がないので65歳を待たずして早期に退任
しても良いし、逆に65歳どころか70歳・・・80歳を過ぎて
も自分が経営トップとして君臨し続けることも可能です。
ところが、自分では気がついていないだけでとっくに
若き頃のバイタリティを失い、タダの老害経営者に
成り下がっている恐れもあります。
周りの社員たちは見ていてわかっているのに相手が
経営トップだから何も言えない・・・言うと冷遇されたり
最悪リストラされて職を失うかもしれない・・・と恐れる
ものです。
経営者は定年がないだけに「自らを正して己の退き時
を己自身で決める」ことが重要です。
一部の経営者にとっては、ウクライナ戦争と同様で
出口の見えない戦いを日々強いられているのかも
しれません。
ある意味では「退きたくても後継者がいないから退くに
退けない・・・」という背景もあるのかもしれません。
でも、それもまた経営者である自分の責任の一環です。
後継者をつくれなかった/育てられなかった・・・のも
現トップ経営者である自分の経営手腕の一つです。
帝国データバンクによれば、経営者の平均年齢は62歳
で、そのうち「後継者未決定は65%」・・・経営者が70歳
以上の企業数は245万社・・・(2025年見込み)だそう
です。
→ 62歳になっても3人に2人の経営者には後継者が
いなくて自分の退任時期が見えていない・・・と言えます。
出口(退任時期)の見えない経営者になってはいけない
ですね。
定年がないからと言って自分がいつまでも組織のトップ
の座に君臨し続けるのはみっともないことだ/恥だ・・・
というくらいの意識を持つと良いと思います。
私の著書 2冊+電子書籍11冊
お金の教養シリーズ 5冊
組織マネジメントシリーズ 4冊
ビジネス人生論シリーズ 2冊
(アマゾンの電子書籍)
http://www.amazon.co.jp/-/e/B00VUO7NIC