本質的原因を取り除かないと本当の解決にはならない
古式マッサージのプロの人からの話です。
→ ひどい肩こりのあるお客さまが来店されたときに、
いきなりその肩こりをほぐそうとするマッサージ師は
たいてい素人もしくは実力のない人だそうです。
では、実力のある人はどうするのか?・・・というと、
まずはその肩こりはどこから来ているのか、たとえば腰の
骨盤の歪みからきているとしたらさらにその歪みは片方の足
の血流の偏りからきている・・・などと根本的な原因を探って、
その根本的な原因のあるところからほぐしていくのだそうです。
だから、お客さんのほうからすれば、肩こりで来院したのに
あちこちを触診された挙句に足のふくらはぎからもみほぐさ
れる・・・ということになったりするとか。
→ 会社経営でも同じで、経営リーダーはいきなり目の前
の問題を取り除こうとするのは尚早なことになるかもしれま
せん。
会社内には様々な問題が内包されています。
もちろん、お客さまからのクレームなど目の前の問題解決が
最優先になることもありますが、中には「根本的な原因を
取り除く」ことに視点を集中させなければいけないことも
あると思います。
その見極めがリーダーの力量が問われるところです。
目の前の問題の原因となっている本質的原因がもっと前に
あるはずで、それを取っ払わない限り何回でも同じ問題が
生じてしまう・・・ということに気づき、「当面の問題解決」と
「今後の再発防止」という2つの処理能力が必要です。
その問題が生じてしまう土壌が社内の体制にあったと
認め、「それを除去する仕組み」を検討・追及する意識を
持つことが大事だと思います。
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