何が起こってもおかしくない前人未到の時代
お金は道具に過ぎません。
お金を使うのは何かを得る(為す)ためですし、手元にある
お金は有限ですからできることなら「賢く使いたい」ものです。
「賢くお金を使う」と文字にすると簡単ですが、実行するのは
難しいことです。
私たちはお金に関することを誰からも学ばず、幼い頃から
家族や周囲の人たちの振る舞いを見ながら何となくそれを
お手本に育ち、場合によっては一種の固定概念を植え付け
られ、大人になってからは断片的に流れる情報の影響を
受け、自分なりの価値観を徐々に形成して生活しています。
実際、ほとんどの人は「お金を生み出す方法の作り方」
なんて教わったことがないと思いますし、唯一の方法は
「サラリーマンとして就職して給料をもらう」だったと思います。
その結果、ほとんどの人は「雇われる生き方」しか選べなく
なり、それが当たり前だと認識するようになり、その固定
概念をずっと頭の中に残したまま生きています。
収入形態はほぼ「固定給」となり、これが何を意味するかと
言えば、収入は毎月ほぼ一定額になることです。
そのため良くも悪くも「収入の範囲でやりくりするしかない」
という発想に落ち着きます。
「節約貯金が大事」という観念が広く世間に浸透してきた
原因の一つはこの「収入は毎月ほぼ一定」というところに
あるのかもしれません。
しかし、この先はそういう発想では豊かな生活を送ることが
難しくなる恐れがあります。
コロナ禍で収入が減ったり仕事を失った人が多かった現実
を見れば、余計に「何が起こるかわからない/何が起きても
不思議ではない」・・・という認識を持つことの重要性が増し
ます。
前人未到の時代・・・と言っても過言ではないかもしれません。
そんな時代に生きていることに気づき、お金や健康のこと
を真剣に考えることも大切です。
よく言われる「衣食住」のうち、「住」だって今の平和な日本
ではあまり考える機会はありませんが、今の世界の情勢を
みればどんな飛び火が起きて「住の心配」をする日が来る
かもしれません。
世の中は貯金の額が多いこと/若くして貯金が数千万円
あると「すごい人」のように思われています。
しかし本当に重要なことは、「節約して〇〇万円貯める」
とか「積立投資で老後の資産を作る」などといったことより
も、「どんな状況になっても衣食住を確保できる能力がある
/どこへ行ってもお金を稼げること/どんな時代環境でも
お金を生み出す方法を作れること」のほうにあるような気が
します。
何かあったときのためにお金を貯めておくよりも、何が
あってもお金を生み出せるほうが、真の安心につながる
と思います。
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