数値発表のワナに騙されないように・・・
東京都世田谷区の待機児童の数がゼロに
なった・・・という一見するととても良い話を
過日聞きました。
ところが、これにはちょっとした数字のマジック
が隠れていて、不思議なことに「従来の統計
手法を国が定める手法に変えたらそうなった」
・・・ということのようです。
つまり、実態は何も変わっていないにも
関わらず、その計算方法を変えることで
「結果」が変わることになった・・・ということ
です。
私たちはこうした数字のマジック/統計の
ワナに騙されないようにする意識を持つこと
が必要だと常々思っています。
他にも、日本の「失業率」には休業者は含ま
れていないけど、アメリカの発表する「失業率」
には休業者数が含まれている・・・なんてことも
あります。
基礎となる数字に差異があるとき、そこから
導き出された結果数字を単純比較して議論
を交わすことはナンセンスです。
世の中にはこうした「本来、同じ土俵で議論
してはいけないこと」なのに、同じ土俵で議論
しtげ大衆を惑わす・・・という事例が山ほど
あると思います。
でも、残念なことに我々大衆のもとには
そうした「土俵の違い」までは情報提供され
ないことがほとんどで、そのため、何も疑う
ことのないほとんどの人はあっさりと騙されて
しまいます。
その発表もとが為政者なのか、マスコミなの
か、特定の団体なのか、ある個人レベルなの
か?はその時々によって異なりますが、
いずれにしても「誤って理解してしまうと人は
判断を誤り、道を踏み外しがちである」・・・と
と認識することは大切だと思います。
何とも怖い話です。
そうしたことを踏まえて日々入ってくる情報
に接する姿勢が大事ですね。
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