素人意見の情報番組にはちょっと飽きたかも?
「批評することは、正しくあることに比べて
なんと簡単なことか!」・・・とは、イギリスで
2回首相になったベンジャミン・ディズレーリ
の言葉です。
確かに「批判・批評」することは誰にでも
できる簡単なことです。
なぜなら、結果だけを見て「良い・悪い」を
語れば良いだけだからです。
・・・・・・・・・・・・
テレビやラジオで、プロ野球の解説であれば
元プロ野球選手/監督が行なっています。
同じくJリーグなどのサッカー試合の解説も
元・Jリーガーの選手/監督が行なっています。
当然です。
より専門性の高い話は同じ水準での視点
や観点を持つ人にしかできないからです。
同じ「元・○○業界」の人だからこそ、一般
素人にはわからない重要な見るべき点を
解説し、かみ砕いて説明してくれることが
期待できるわけです。
ところが、最近のテレビ番組を見ていると、
情報番組と呼ばれる「ニュースと解説コメン
テーターがセット」になっている番組では、
そのコメンテーターのほとんどが「元・○○
業界の人」ではなく、単なる芸能人だったり、
お笑いタレントやミュージシャンといった
およそ専門外の人で構成されているよう
になってきたような気がします。
番組側の意図としては「素人発想の着眼で
視聴者受けするコメントを期待/専門家で
は思いつかないような非・当たり前に気づ
いて素直でまっさらな意見を期待」・・・
しているのだと思います。
もちろん、そうした観点は良しなのですが、
でも、どこか足りないものが常時存在して
いるようにも思えます。
やはり、蛇の道はヘビ……であり、その道
の専門家が話すほうが真実味と説得力が
増します。
単なる「床屋談義/井戸端会議」の域を
出ないようなら、ちょっともったいない気が
します。
結局はテレビ・ラジオを視聴する側の
リテラシー能力に委ねられているだけ・・・
とも言えます。
コロナショックで家にいる時間が長くなりま
したが、かえってテレビを見る時間は(私の
場合は)減りました。
その道の玄人(くろうと)が玄人ならでは
の視点と発想で解説をして、素人の視聴
者が「なるほど!そうだったのか~!」と
感嘆するような番組が増えてくれると
嬉しいですね。
私の著書 2冊+電子書籍11冊
お金の教養シリーズ 5冊
組織マネジメントシリーズ 4冊
ビジネ人生論シリーズ 2冊
(アマゾンの電子書籍読み放題に
該当しています)
http://www.amazon.co.jp/-/e/B00VUO7NIC
記事を見逃したくない人はメルマガへどうぞ!