平均・・・に惑わされてはいけない
日本人はとかく横並び意識を持ちがちで、
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という
ブラックジョークもあるくらいです。
周りの動向に合わせて行動する・・・という
のは決して悪いことではないのですが、
これが統計上の「平均値」に惑わされて、
「平均がこうだから・・・」といって自分を
平均と同じ数値に合わせようとするのは
うまくないと思います。
たとえば、一家4人家族の食費の平均値が
6万円だというデータがあるとします(あくま
でも仮定の話です)。
仮に、その根拠が「食費3万円の家族と
食費9万円の家族がまったく同じ数だけ
いた」ために(3万円+9万円)÷2=6万円
となっていたなら、この「食費6万円」という
数字にいったいどれほどの意味があると
言えるのか?
→ まったく意味はない!と言えます。
食費3万円の家族が、「平均は6万円だから
今の2倍の食費をかけるのが自然だ・・・」と
思うのはキケンです。
食費9万円の家族が、「平均は6万円だから、
あと3万円節約しなくっちゃ」と思うのもナン
センスです。
大切なのは「周りがどうなのか?」といった
横並び意識ではなく、「実際に自分の家計
はどうなっていて、それで家計が成り立って
いるのかどうか?」にあります。
食費が9万円でも1ヵ月の給料が100万円
あるなら特に問題は無いでしょうし、逆に
食費が3万円でも1ヶ月の給料が10万円だ
と節約が必要かもしれません。
他人と比べて横並び・・・を意識しても
あまり深い意義はありません。
それよりも「自分ならではの考え方」で、
誰にも迷惑をかけず、経済的に潤って
いるなら、それで十分だと思います。
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