鳴かぬなら鳴かせてみせよう・・・の精神
有名な三武将「織田信長・豊臣秀吉・徳川家康」
の違いとしてよく用いられるのが次の言葉です。
鳴かぬなら殺してしまえホトトギス(信長)
鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス(秀吉)
鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス(家康)
それぞれの性格を端的に表していてとても
わかりやすいと思います。
→ これをビジネスの場に当てはめると
どの発想が適切か?
私は秀吉の「鳴かぬなら鳴かせてみせよう」
・・・の精神が適切だと思っています。
信長の発想で「……殺してしまえ」だと、
ちょっとやって芽が出ないとすぐにそのビジ
ネスから撤退/廃業ということになりますが、
これだとたいていの場合はどれも失敗で
終わってあっという間に金欠/財政破綻
です。
家康の発想で「……待とう」だと、外部環境
に身を委ねていることになり、これも待って
いるうちに「座して死を待つのみ」になっては
元も子もありません。
うまくいくもいかないも、すべて自分の努力
を講じたうえでの結果であれば納得もいき
ますが、自分の手の及ばないところでの
結末だと納得できません。
そうした観点で考えて、秀吉の発想のほう
がベターだと思っています。
阪急東宝グループの創業者/小林一三
氏もこう言っています。
「乗る人がいなくて赤字になるなら、
乗る客を作り出せばよい」
秀吉の発想法だと思います。
もちろん、事業経営にはいろいろな手法や
手腕がありますから、その時々で手を変え、
品を変え……は大事です。
言えるのは、経営者は「柔軟性をもって
信念を貫く姿勢が大事」だと思います。
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