答えを(導き)出す人がいつの世も勝つ・・・
学校では知識の詰め込み教育がされて
いて、テストでは主に「知っているだけが
勝つ」という図式になっています。
知らないからと言ってカンニングは
してはいけない禁止事項です。
ところが、大人になって社会に出ると、途端に
「カンニングはOK!
とにかく答えを出しなさい」
ということが求められるようになり、詰め込み
偏重で生きてきた人には戸惑うことが多く
なります。
これは例えて言うなら「クイズ」と同じです。
従来のクイズは「知っているか知らないか」
であり、「知っている者/考えた者が勝ち」
でした。
ところが、今はスマホが普及しているので
何かわからないことがあればすぐにスマホ
で検索して答えを出せます。
「知っているかどうか」という知恵比べは
あまり意味を成さなくなり、知っていた人/
考えた人よりも、「スマホを使っても良いの
でその場で早く調べた人」の勝ち・・・という
ことにもなりかねない状態です。
瞬時に正解を求めるクイズであれば
「知っていた人の勝ち」ですが、数分以内に
答えを出せば良いのであれば「知らなくても
検索能力のある人の勝ち」という時代です。
あるいは、自分にできなくても「できる人を
知っている」という人が問題を解決できます。
そう考えると、知識量よりも検索能力や
人脈力になってきた時代・・・と言えそうです。
仮に自分の手元にスマホがなくても、
あそこのネットカフェへ行けば1時間いくら
でパソコンを使えるぞ・・・などと知っていれ
ばいくらでも対処できます。
細かい知識を自分の頭に詰め込む必要が
ない時代であり、その代わり自分の頭を
使って知恵を絞り出すことが求められて
いる時代だと思います。
「知らない」ことがダメではなく、「答えを
導き出すカンニング方法を見つけられない」
ということがダメな時代です。
結局、「答えを導き出すやり方が変わった」
だけで、時代はいつも「答えを導き出せる
人が勝つ」ことに変わりはないのだと
思います。
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