キジも鳴かずば撃たれまい・・・
物事には「原因」と「結果」があって、その
結果も次の結果を引き起こす原因になり、
それらがいくつも連鎖して繰り返し繰り返し
出来事が生じていきます。
よく「火の無いところに煙は立たない」・・・と
言いますが、「何か」が起きた背景には、
「何らか」の原因があるものです。
キジも鳴かずば撃たれまい・・・と言われる
ように「鳴かなければ撃たれなかった」わけ
です。
人によっては、相手の行為を非難するため
に相手の行為を「報復」だとか「対抗措置」
だとか「仕返し」などといって、それが悪い
こと/いけないこと/卑劣なことのように
言いますが、そもそも「報復・対抗・仕返し」
と言っている時点で、「それらの原因が自分
側の行為が発端になっていること」を自分で
認めているようなものです。
自分が何もしかけていなければ「報復・
対抗・仕返し」という言葉にはなり得ず、
ただの行為止まりです。
つまり、自分から仕掛けなければ(←原因を
つくらなければ)、そうした「報復・対抗・仕返
し」(←結果にあたること)は起こりえなかった
わけです。
言うなれば、そもそもの原因は自分にある
(自分に非がある)ことを自分で認めている
わけで、自分で自分を正当化しようとして
いること自体が滑稽です。
報復・対抗・仕返し・・・という言葉は、相手
を非難するときに使いがちですが、一方で
「自分に原因があること/自分がそもそも
きっかけを引き起こしていること」を言い表
している言葉でもあります。
こうしたことは、パソコンのデータ保存に
例えて言うなら、「上書き処理」ができるか、
それとも「別フォルダ」に永遠に残し続ける
かの違い、とも言えます。
上書きができる人は過去を清算し、
未来へ目を向けられる人です。
別フォルダに保存していく人は、いつまで
も過去をひきずり、それを何度も掘り起こ
して過去のことで一悶着を起こす人です。
恋愛と似ています。
過去の失恋を上書きして新しい恋愛をして
いくか・・・それともいつまでもネチネチと
過去の恋愛を引きずって昔の恋人を忘れ
られなかったり、今の恋人と昔の恋人とを
比較したりするのと似ています。
転職にも同じようなことが言えます。
前の会社を忘れて今の会社で評価を得る
努力をしていくか(←未来志向で前向き)、
いつも前の会社と今の会社を比較して
自分で自分を苦しめるか(←過去志向で
後ろ向き)・・・の違いです。
私は、上書き:別フォルダ=9:1くらいの
比率で保存していくのが良いと思っています。
基本的には「過去は忘れよ」であり、また
「理外の理もまた理なり」という哲学で
生きることを是として考えています。
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