部下には「自分ごと」として動いてもらおう!
管理職(上司)にありがちな過ちの一つに
「部下を自分の思いどおりに動かして
結果を出そうとする」ということがあります。
部下はなかなか自分が思うとおりには
動いてくれないものです。
そうすると、上司はイライラしますし、叱責
も増えますし、怒鳴り声になったりもします。
会社内の雰囲気は悪くなり、上司と部下の
関係もギスギスしたものになります。
場合によっては、上司自身が仕事をカバー
しないと仕事が捗らない・・・と、部下の仕事
に手を出してしまうこともあります。
ちょっとした悪循環に陥っているパターン
です。
自分の思いどおりに動かない部下に
言うことを聞かせようとして、パワーハラ
スメントを仕掛けてはいけませんし、
大事なのは「管理職(上司)としての役割
を果たす」ことにあると思います。
本当に優秀な上司は、言い方/伝え方/
やらせ方などを研究し、人間というのは
どういった生き物なのかを学び、部下の
能力を引き出しながら業務の遂行を滞り
なく行なっていきます。
上司が口を出しすぎると、部下は上司に
頼りきるようになり成長しなくなります。
わからないものはわからない・・・・・・
できないものはできない・・・・・・と、
部下は開き直ります。
部下は部下なりに「やろう/仕事を完成
させよう」という気持ちで取り組んでいる
のに、それを頭ごなしで否定され、罵倒
されると、従順な部下であっても上司を
憎み嫌うようになります。
部下には仕事を「自分ごと」と考えさせる
習慣を身につけさせ、「言われたからやる」
ではなくて「言われなくてもやる」という姿勢
を持たせることが大事です。
それにはやはり上司と部下の関係が良好
でないといけないし、上司は部下に尊敬
されるような存在でなければいけません。
部下と一緒に相談しながらビジョンを作る
ことでビジョンが部下にとっての「自分ごと」
になるように仕向けるのも手です。
一番大切なのは、やはりコミュニケーション
ですが、加えて上司の包容力・寛容力も
大事です。
部下が仕事を「自分ごと」として動き、
徐々に成果を出していくことを上司も
自分の事のように喜ぶ姿勢も大切です。
一朝一夕ではそうした関係は築けません
から、少し長い目で見るだけの心の余裕
も上司には必要だと思います。
私の著書 全13冊
http://www.amazon.co.jp/-/e/B00VUO7NIC
一般書籍
『サラリーマンが経済的自由を得る
「お金の方程式」』合同フォレスト/1512円
『目からウロコが落ちる!サラリーマンの
ためのビジネスマン研修・ヒント100』
文芸社/1404円
電子書籍(Kindle版/デルトハン出版)
・お金の教養シリーズ 第1弾~第5弾
・組織・マネジメントシリーズ第1弾~第4弾
・ビジネス人生論シリーズ 第1弾~第2弾
記事を見逃したくない人はメルマガへ!