小売店の利益率が5%だとしたら・・・
個人商店や小さなスーパーやコンビニなど
では「薄利多売」が多いと思います。
つまり、商品1個を売ってもそれほどの利益
(儲け)にはならず、商品をたくさん売ることで
ようやくまとまった金額になり、まあ、何とか
それなりの利益になる・・・というやり方です。
場合によっては、全体の利益率は5%か
それ以下かもしれません。
その場合、100円の商品で儲けが5円という
ことです。
(厳密には利益と儲けはちょっと違いますが、
今は同じモノとして扱っています)
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そんなお店のレジに入っている1000円は、
純粋なお店の取り分に換算するとわずか50
円!ということになります。
逆に1000円分の儲けを得ようとしたら20倍
の2万円を売らなくてはいけない計算になり
ます。
だから、そんなお店で不埒な輩が万引きなど
しようものなら・・・仮にレジから1000円を盗む
ものなら・・・お店が受ける損失は甚大です。
レジから盗まれた1000円は、2万円を盗まれ
たのと同じことになります。
かなりの損失です。
万引きされた(盗まれた)1000円の損失を
埋めるには2万円分の商品を売らなければ
いけない・・・・・・レジにある1000円は実は
1000円の価値ではなく実に2万円分の価値
がある・・・ということになります。
1000円が1000円の価値ではなく2万円
分の価値である・・・というのは、何とも不思
議な感じがしますが、これが現実であり、
「盗む」という行為は決してやってはいけ
ないことです。
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余談ですが、ある人に、その人が書いた本
を「買って読みましたよ~」と言ったら、その
人は「な~んだ、言ってくれれば本を1冊
差し上げたのに・・・。申し訳ないから、その
分のお金を返すよ~」と言われたそうです。
声をかけたほうは、その本が1,500円の
ビジネス書だったので「悪いな、1,500円も
くれるなんて・・・」と思っていたところ、くれた
のは150円だったとか・・・。
つまり、印税が10%で、その人(著者)に
入ってくるお金が150円だったから150円
をくれた・・・という笑えるような笑えないよう
な話があります。
お金には不思議な魅力があります。
今、目に見えているお金の価値は、人間
社会の中ではそのままの額の価値とは
限らない・・・というところが、何とも面白く
もあり不思議なところだと思います。
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