おごるなよ 月の丸さも ただ一度
「おごるなよ 月の丸さも ただ一度」
という歌があります。
順風満帆、すべてが思い通りに事が運び、
どこにも不足、欠点のない、理想的な状態を
この歌では「丸いの満月」にたとえています。
ところが、月が満月になるのは１ヶ月で１度
限りです。
残りの３０日は常に「欠けた状態の月」で
います。
まん丸状態ではない月のほうが圧倒的に
多いわけです。
満月が一ヶ月にただ一日だけしかないのと
同じように、どんな英雄豪傑や優秀な学者
や有名なアスリートや人気絶頂の芸能人も
すべて例外ではありません。
人間の栄耀栄華は未来永劫続くものでは
ない・・・ということです。
欠け目のない満月で大満足だ！・・・と言って
いる傍から実はもうすでに欠け始めている
ことを知っておかなければいけないと思います。
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孫文（中国）にはこんな名言があります。
「世間でいう成功者とは、一時の栄えに
すぎない。
志と正義を持つ者こそが、万世にわたる
功績を成す」
諸行無常の響きあり・・・です。
驕（おご）ることなく、謙虚な姿勢で自分を
飾り立てないことが、結局は長く世間で通用
する「人格」につながっていく・・・ような気が
します。
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