目的意識を持って「ビジネス書を読む」ときの留意点
サラリーマンがビジネス書を読んで何かを
学ぼうとする明確な目的を持っているのなら、
読書スピードは「早く読む」ことが大切です。
ゆっくり、ゆっくり、チンタラ、チンタラと読んで
いたのでは得られるハズのことも得られなく
なります。
「理解を深める」ためには、時間をかけて熟読
するよりも時間をかけないで多読するほうが
ベターです。
ゆっくり時間をかけて読んでいると、意識が
ミクロなことに向きすぎてだんだん全体構造
が見えなくなってきますし、前に読んだことを
忘れてしまって頭の中にほとんど残らなく
なります。
また、なかなか最後まで読み終わらないので、
「読む」というモチベーション自体も下がって
しまう恐れがあります。
サッサと1冊を読み切って、次の本を読み始め
る・・・という多読の手法が有効です。
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サラリーマンが「読書」で何かを学び吸収しよ
うとするとき、根底にあるのは「仕事/業務と
の直結」のハズです。
人格形成で立派な人になりたい!・・・という
思いで本を読むとしたら「ビジネス書」以外
の分野の本になると思います。
仕事上においての必要性が高いと思ったとき
に、人は本を読んでその知識を活かそうと
考えるものです。
言い方を変えれば、それが「給料を稼ぐ」こと
につながり、もっというと「お金を稼ぐ」ことに
つながるわけです。
小説を読んで仕事に活かす人なんていません。
仕事に活かすには何らかのビジネス書を読む
ことが必須ですが、読んで「頭に残すこと」と、
「実践につなげること」が重要です。
つまり
1.いかにして記憶にとどめるか?
2.いかにして仕事の場で活かすか?
がポイントとなります。
私が現役時代にやっていたのは
1.→ これぞ!と思ったことはノートに書き
出して、それを毎日読み返していた
2.→ その情報・知識を周囲に語って、
仕事に活かせるチャンスがないかを皆で
考えるようにしていた
・・・というやり方です。
これは「学び方と活かし方」の問題ですが、
要は「インプットとアウトプット」の
問題です。
読書は「インプット」ですが、その場でインプット
したことも数時間後には「忘却」してしまいます。
インプットの後には必ず「キープ」という
ステップが大事となり、それがあって初めて
後々の「アウトプット」につながります。
ビジネス書を読むとき、何となくダラダラと
読むのも悪くはないのですが、何らかの
目的意識を持って読むのなら「インプット
→キープ→アウトプット」を意識しながら
読むと良いと思います。
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