陰極まれば陽となる/未萌に気づこう!
冬の寒い時期を終えると「春」の暖かい
時期を迎えます。
ここで注目すべきは、冬からいきなり「夏」
の暑い時期にはならない・・・ということです。
必ず「春」という段階を経ます。
夏から冬に転じるときも、必ず「秋」という
段階を経ます。
水も、いきなり「熱湯/水蒸気」にはならず、
火で温めることによって「徐々にお湯に
なっていき、やがて沸点に到達すると
水蒸気となって消えていく」・・・ものです。
大事なのは「極端から極端へ移行するとき
に表われてくる兆しに気づくこと」であり、
それが「変化の到来を予言してくれている
こと」でもあります。
言い換えれば「未萌(みぼう)」に
見る・・・ということです。
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東洋哲学では「この世界は陰陽で構成
されている」・・・という考えがあります。
たとえば「昼と夜」「光と影」「男と女」・・・
などです。
そうした陰陽の教えに「陰極まれば陽となる」
という考え方があります。
陰が極まると次には陽へ転換していくもの
である・・・という意味ですが、大事なのは
そのときに浮かび上がってくる「陽へ転換
していくメッセージ/兆し」に気づくことです。
よく「ピンチはチャンスなり」・・・と言ったり
しますが、これも「陰極まれば陽となる」の
一つの亜種かもしれません。
ビジネスでも、ピンチをチャンスに変え、
不満を新たなサービスの具現化につなげ、
不測の事態を飛躍の転機にあてがい、
欠点を差別化のメリットに転じることなどが
大事です。
せっかくの「未萌」がそこに表れているのに、
それに気づかず、見過ごし、もったいないこと
をしていることがよくあります。
リーダーは、その機会損失をいかにして
少なくしていくか!・・・が大事です。
闇・影を光・陽の目に変えていく意識や努力
を怠らない姿勢を持つことが、ビジネスでも
プライベートでもより良き道を歩んでいくこと
につながると思います。
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