最低賃金はどんどん上がっていきますが・・・
毎年10月に全国で「最低賃金」の改定が
行われます。
政府は、2016年以降、毎年約3%程度ずつ
引き上げて、全国平均で1000円を目指す
ことを表明しています。
先月、東京都では958円から985円に
引き上げられ、全国に先駆けて最低賃金
1000円時代がいよいよ見えてきました。
また、全国の平均では26円アップとなり、
全国加重平均額は874円になっています。
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最低賃金の上昇は世界的な傾向のようです。
アメリカでは、シアトル、サンフランシスコ、
ニューヨーク、ロサンゼルスといった大都市部
で、最低賃金をそれまでの10ドル弱から15ドル
(約1700円)へ段階的に引き上げる法案が
既に可決されています。
カナダのバンクーバー州では米$12.65
(約1430円)に改定されました。
オーストラリアでは2018年7月1日以降、
時給が$18.93(約1514円)になりました。
ドイツでも2019年1月から最低賃金を9.19
ユーロ(約1195円)、2020年には9.35
ユーロとする最低賃金法の改定が行われ
ました。
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最低賃金は年々上がっていき、日本では消費
税も数年ごとに上がっていく中で、なかなか
同じようには上がらないのが「家賃」です。
家賃を支払う立場の側から見れば(上がらない
のは)ありがたいことですが、家賃を収入源と
している側からみれば残念なことです。
家賃は、年々上がっていくどころか逆に下がっ
ている感もあります。
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サラリーマンでも、「最低賃金は上がっても
自分の給料は増えない/変わらない」という
人は圧倒的に多くいると思います。
最低賃金の上昇で間違いなく得をするのは、
「最低賃金の時給で働いている人」だけです。
「最低賃金の金額で働いていること」自体が
はたして得なのか(望ましいことなのか)?
という疑問もあるところですが・・・。
一概には言えませんが、多くの人にとって
最低賃金の上昇は蚊帳の外になっていると
思いますし、そんなに気にするところでは
ありませんが、人を雇用する経営者は毎年
数字(最低賃金の額)を留意しておく必要が
あります(←それだけ必要経費がアップする
ので)。
サラリーマンは、「最初は気にする必要が
なかったけど、気がついたら最低賃金の額
に近づいていた!」・・・ということのないよう
に自己研鑽し、昇給を目指す働きをすること
が大切だと思います。
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