保証のない世界に慣れる・・・
「保証」というのは人間社会の中だけで
通用するルールであって、世の中には元来
「保証」なんてものはありません。
「保証」があるときは、誰かの人為的拠り所
があるときに限られます。
・・・・・・・・・
投資に関する商品には時折「保証」という
言葉が出てきます。
それは一つの「約束事」で、人為的なルール
に縛られた範囲内でのみ通用することです。
「元本保証・・・○%利回り保証・・・」などと
人の射幸心を煽った表現が書かれている
とき、そこで重要なのは、「その人・会社が
どこまで信用するに値するか?」です。
「保証」に頼るマインドは投資の世界では
捨てたほうが良いと思います。
「表に出されていない=隠された」リスクが
きっと潜んでいるからです。
「保証」を欲しがるマインドを持っていると、
それが足枷となって、多くの行動が制限され
てしまいます。
「保証」を求めるがゆえに、逆に「保証がない
と何もできなくなる」ようになって、成長から
衰退へと転換してしまいます。
投資をするときや、資産を増やそうとするとき
は、このジレンマから抜け出すことが大事です。
保証を求めるマインドが強いと、たとえ自分の
手元に「お金・時間・スキル・情報・知識・人脈」
などがあっても、それを活かして大きく何かを
成し遂げる選択肢を放棄してしまいます。
なぜなら、大きく成し遂げようとすれば、そこ
には必ず「レバレッジの原理」が必要となり、
そのためにはそれに相当する「リスク」が必要
となり、そのリスクを受け入れるには「保証」が
ないと動けない・・・でもどこにもそんな保証は
ない!・・・となるからです。
一言で言えば「保証がないと怖い/怖くて
動けない」・・・となれば、結局何もできなく
なるわけです。
「保証」にすがっていると、いつしか他人に
自分の人生をもコントロールされるように
なっていくかもしれません。
いつもいつも「保証」を求めるようになると、
保証のないモノには決して手を出さない/
近づこうとすらしなくなる・・・という狭い思考
範囲・行動範囲になっていきます。
世の中に、元来「保証」なんてものは一切
ない!・・・ということに気づき、勇気をもって
「保証のないこと/保証のない次元の世界」
に飛び出すことが大事だと思います。
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