「老後に備えてたくさん蓄える作戦」の失敗
厚生労働省の発表によると、「生活保護を
受ける高齢者の数」がうなぎ登りに上昇して
いるそうです。
まあ、そうだろうなあ・・・と何となく肌感覚で
わかるような気がします。
なぜなら、高齢者になるほど収入の源泉は
限られていきますが、多くの人の場合は
現役時代のサラリー(会社からの給料)が
なくなると、それ以外の収入の源泉を有し
ていないからです。
そのため、家族・身内に依存をすることで
生計を立てていくしかなく、でも、昨今のよう
に高齢化と少子化と晩婚化が進んでいくと
頼るべき家族もない・・・となり、結局は国
の保護下で生きていくしかない・・・という
パターンに行き着くことが容易に想定でき
るからです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
朝から晩まで仕事をして、会社では定年まで
働き詰めて、最後には「ご苦労さまでした」と
言われる状況で待っているのが、結局の
ところ「就労からの解放」というよりは「給料
からの開放」になると、その後の人生では
経済的な貧苦が待っています。
趣味や旅行などでのんびり暮らす老後生活
ではなく、節約と我慢、飢えに苦しむ老後生活
になると悲惨です。
よく言われる「老後破産」の問題を解決する
には、古~い昔からの考え方ではダメだと
思います。
もはや年金だけを頼りに生きていく時代では
なくなった!・・・としっかり認識し、理解して
おくことが大事だと思います。
老後に備えて稼いだ給料はせっせと貯金し、
普段のちょっとした旅行もガマンしてとにかく
お金を貯めて老後に蓄えておく・・・という
かつての日本人の行動パターンは終焉を
迎えています。
パラダイム・シフト(発想の転換)が必要です。
「老後に備えてたくさん備える作戦」はもう
失敗だと気づき、「貯める」ことよりも次の
段階の「増やす」ことのほうに意識の
重点を置くことが大事だと思います。
私の著書 2冊+電子書籍11冊
(アマゾンの電子書籍読み放題に該当
しています)
お金の教養シリーズ 5冊
組織マネジメントシリーズ 4冊
ビジネス人生論シリーズ 2冊
http://www.amazon.co.jp/-/e/B00VUO7NIC
記事を見逃したくない人はこちらからメルマガへどうぞ!