仕事の「なぜ?」を説明すると良いです
若手サラリーマンが経験することの一つに、
「目的や意図がわからないまま仕事を指示
されるケース」があります。
たとえば、こんな感じです。
上司:「明日の朝までにA社の見積書を
作っておいて・・・」
普段から上司部下の意思疎通がしっかり
できていれば、「どうして明朝までなのか?」
とか、「なぜ、急にA社だけなのか?」などの
疑問も湧きにくくなりますが、普段の会話等
がおろそかになっていると、指示を受けた
部下は少し戸惑います。
どこに重点を置いて書類を作成すれば
いいかわからないからです。
たとえば、「A社の社長から電話があって、
急きょ明日の11時に先方に行くことになった。
向こうの社長がそのときに見積書を持って
来てほしい、と言っているからなんだよ」
・・・と補足を一言加えると部下も事情が
呑み込めて仕事をしやすくなります。
人間の脳は、「疑問/不自然さ」を感じると
自らの行動を制限してしまう習性があると
言われます。
部下に伸び伸びと仕事をしてもらうためには、
上司は(自分にとっては当たり前のことで
あっても)、部下にとっては不知のことだと
相手の立場で考えて指示をすることが
大事です。
部下のほうから上司に報告・相談するときも
同様です。
たとえば「この資料を見てもらえますか?」
とだけ言うより、「人件費削減に役立つと
考えてつくりましたので、この資料を見て
もらえますか?」と言ったほうが上司(相手)
は真剣になります。
言われたほうも、「それじゃあ見ようか…」
という気になります。
仕事においては、相手の立場になって考える
姿勢が本当に大事です。
相手の立場なら「なぜなの?」と思うであろう
ことを予め説明して、またその説明によって
相手が「メリットがある」と思うように話すこと
が大事です。
上司であれ部下であれ、社内であれ社外で
あれ、「目的を明確にして共感と賛同を得ら
れれば相手は行動を起こしやすくなる」こと
を理解しておくことは大切だと思います。
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