結果にコミットすると原因がどことともなく創られてきます
有名な話ですが、かつてアメリカのケネディ
大統領が「人類初の月へ降り立つ」ことを決めた
とき、まだ技術的にはそれが無理な時代だった
と言われています。
当然、大統領の周辺もNASAのメンバーも
アメリカ国民も驚いたと思います。
ところが、時の大統領が「1960年代に月へ行く」
という「結果」を先に決めたことによって・・・
そうしたら・・・そこから多くの英知が集まってきて
・・・いろんな技術が進歩して・・・結果的には
見事にそのとおりのことが実現しました。
1969年7月20日、ニール・アームストロング
船長率いるアメリカの宇宙飛行士はアポロ11号
で月面着陸を果たしたわけです。
「結果」を求めたら、求めたそのときは不可能に
思えたことであっても、そこから各種「原因」が
どこと伴(とも)なく創り出されていき、その原因
があるからこそ結果が生じる・・・という摂理が
働いたわけです。
(まあ、それを宣言したケネディ大統領は
その歴史的な場面を見ることなく、1963年
11月22日に銃弾で倒れたのは何とも皮肉な
話ですが・・・)→今日が命日です。
通常言えるのは「原因があるから結果がある」
という「原因と結果の法則」です。
これはこれで正しいです。
そしてもうひとつ正しいのは「結果を決める
とそこから原因が創られ始める」という
「因果逆転の法則」も存在すると
いうことです。
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たとえば、自分で「来年の夏休みはアメリカへ
行く!」・・・と決めれば、そこから頭の中で
そのためには何を準備すれば良いか?
何をしなければいけないか?・・・などと
考えがスタートします。
結果を決めることで原因をいくつも創り出す
作用が始まるわけです。
ビジネスも同じです。
ウオルト・ディズニーがディズニーランドを構想し、
やがてウオルトの死後にそれが実現したのと
同じように「○○年後までにこうなる!」と
決断すれば、そのためにはどうしたらいいのか
と考え、それに向かって行動するのが人間です。
「未来を明確に決めたとき(=コミットしたとき)、
どこと伴(とも)なく原因が創り出されてくる」
と理解しておくことはリーダーには大事なこと
だと思います。
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