住宅ローン・教育ローン・マイカーローン
・事業性ローン・・・名称はともかく銀行か
らお金を借り入れて毎月返済をしている
人はたくさんいると思います。
そうした人が経済的に考えなければ
いけないことの一つが「金利の引き下
げ」に関すること・・・です。
今はかつてないほど借入金利が低い
時代と言われていますが、金融機関に
よっても、その借りる人の属性等によっ
ても金利はバラバラです。
多くの人は一度借りたらその時の金利
を後々に引き下げをする・・・という発想
自体がありません。
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
少し目利き力がある人は、後日に金利
の引き下げ交渉を銀行と行います。
うまく交渉ののテーブルに着けるかどうか
はケースバイケースですが、交渉できた
と仮定したとき、銀行側がたいてい持ち
出してくる交換条件があります。
それは何か?
定期預金の新規預け入れ(開設)です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ある人の例です。
ローンを組んでいる銀行に200万円の
普通預金を持っていました。
あるとき、ローン金利の引き下げを銀行
にお願いしたところ、出てきた回答が
「新たに300万円の現金を預け入れし
て、その300万円の定期預金を組んで
くれれば金利を0.3%下げましょう」・・・
というものでした。
その人にとって、0.3%の金利引き下げ
は金額にして毎月約2万円の支払い軽減
(節約)につながるものでした。
単純に言うと「300万円の預け入れで
年間24万円の支出軽減」ですが、
言い換えれば「300万円の投資で
年間24万円のリターン」とも言えます。
24÷300×100%=8%です。
今のご時世で言えば、年に8%の利回り
がある投資なんてまずないですから、
かなりの好条件だと言えそうですね。
考え方を変換していえば、300万円で
戸建て不動産を買ってそれを毎月2万円
の家賃で貸しているようなものです(まあ、
この場合は固定資産税が必要になりますから
1.7万円くらいの家賃とも言えますが・・・)。
さらに言えば、300万円の現金を入れて
定期預金を組んだ後、しばらく時が経つ
のを見計らいながらもともと預けてあった
普通預金の200万円を引き出してしまえ
ば、実質100万円の新規預け入れで
年間24万円のリターンを得たことになり、
そのときの利回りは24%になります!
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
さらにさらに極論を言うと、定期預金は
途中で解約しても構わないものです。
半年くらい経って解約してしまえば、
投資額はまるまる戻ってきてリターンに
あたるローンの引き下げ分だけをずっと
享受できることになります(まあ、もっとも
あまり露骨にするとその後の銀行との
交渉が難しくなるかもしれませんが・・・)。
言えるのは、「ローン金利の引き下げ」
という目的を達成するために、もしも
「定期預金の開設」という交換条件が
出されたとき、たいていの場合は一考
の価値がある!ということです。
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/304.gif)
・・・・・・・・・・・・・
定期預金に預けるくらいならいっその
こと「繰り上げ返済をする!」・・・という
手もあります。
これも確かに有効です。
金利自体は下がりませんが、毎月の
返済額を減らすことはできます。
順番としては、
1.金利引き下げ交渉
2.繰り上げ返済
が良いと思います。
金利引き下げ交渉をすると定期預金
を条件に求められ、それは目先的に
現金が手元からなくなったような錯覚
に陥るかもしれませんが、実はそんな
ことはなくて結構ラッキー!なパターン
に落ち着くことが多いように思います。
一番大事なことは、ローンを組んだ後に
「ローン金利を下げる方向で検討する」
という発想を持つことでしょうね。
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/187.gif)
私の著書 2冊+電子書籍11冊
(アマゾンの電子書籍読み放題に
該当しています)
お金の教養シリーズ 5冊
組織マネジメントシリーズ 4冊
ビジネス人生論シリーズ 2冊
http://www.amazon.co.jp/-/e/B00VUO7NIC