同床異夢(どうしょういむ)
「同じ釜の飯を食った仲間」という表現が
あります。
それくらいの仲間意識や協力体制があること
を表わしています。
船で世界一周をすると、船内生活は限られた
約1000人とまさに「同じ釜の飯」を「食って」
います。
また、「同床異夢」という言葉があります。
同じ床に枕を並べて寝ながら、それぞれ違った
夢を見ることから転じて、「同じ事を行いながら
考えや思惑が異なること」を意味します。
船旅(クルーズ)で世界を一周すると、
その両方を体験する機会に恵まれます
(恵まれました)。
たとえば、最も「同床同夢」の関係に近いで
あろう夫婦といえども、必ずしも毎日毎日そう
ではない(=同床異夢の状態にある)・・・と
いうこともよく見えてきました。
(これが行き過ぎると「離婚」となるのかも?)
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組織運営では「同床同夢」を原則・前提にする
ことが大事で、それが「同じ釜の飯を食った
仲間」となりますが、時にイレギュラー的に
「同床異夢」の要素が加わることで新たな刺激
となって未知の化学反応が起こり、進化が呼び
起こされるのだと思います。
大事なのはバランスです。
8割の同床同夢の中で2割の同床異夢を
見る・・・くらい、もしくは比率で9:1くらい
がちょうど良いのかもしれないですね。