テレビのニュースで連日消費税の軽減税率
の問題を報道しています。
いろいろな意見があると思いますが、確かなの
は「消費税は少なくても8%以上である」という
ことです。
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さて、今日12月12日は 「漢字の日」ですね。
毎年この年末の時期になると、京都の清水寺
(きよみずでら)で大きな筆で紙に「今年の漢字」
をザッザッと書く姿がテレビで放映されます。
昨年(2014年)の漢字は「税」でした。
17年ぶりの消費増税(5%→8%)が背景に
あったと思います。
今年の漢字が何になるかは、まだお預け・・・
です(今年は何でしょうね?)。
「税」とは「権力を持つ者が持たない者から
徴収する仕組み」です。
字源を見ると、禾+兌=「税」です。
禾は穀物、兌は脱を意味しています。
「穀物を脱がすように剥ぎ取る」わけです。
ちょっと怖いイメージがありますが、本来的に
はそうやって強制的に取り上げるものなので
しょうね。
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税金を庶民から強制的に剥ぎ取ろうとすれば、
人の心理として「何とか剥ぎ取られないように
しよう(=消費を控えようかな/節税を考えよう
かな)・・・」となっても不思議ではありません。
北風と太陽の寓話で言うところの「北風」に
対して旅人がマントを必死で抑えようとする
ようなものです。
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
経済で言えば、そうした個々人の意識が
積み重なっていくと景気は良くならないし、
結局2~3年後の税収が今よりも悪くなって
いるようならちょっとナンセンスです。
そうしたことは過去の歴史が教えてくれて
います。
次の消費税増収は2017年に先延ばしされ
ていますが、その3年後に東京オリンピック
という一大イベントが控えていて、そのため
のインフラ整備などまだまだ課題が山積み
です。
どんな問題も人工的に作られた問題である
限り、人智を叡して解決できないことはない
と思います。
正しい税収とその使い道で、平和で豊か
な生活社会を築いていきたいものですね。
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/187.gif)