昨日のブログで紹介した、「山地災害のメカニズム」という講義を受けてきました。

 

場所は、自宅から10分程度の愛媛大学農学研究科久万高原キャンパス。いつも林道を走るときのスタート地点にあります。周りを木々に囲まれた、自然豊かなキャンパスです。

 

 

午前中は、山地災害の実態、引き起こされる要因、実際の被害の様子などについて解説を受けました。

 

午後からは実習。マイクロバスに乗って、視察場所へ向かいました。

 

向かったのは、自宅近くの山林で、町の治山ダムを建設中の現場でした。予め対策を施すことで、このような森林の荒廃を防止し、土石流など大きな被害を防ぐことが目的のダムです。まずは町の職員さんから、この事業について説明を受けました。

 

その後、その現場を任されている建設会社の方から、このダムをどのようにして作っているかのプレゼンがありました。

 

 

 

昭和世代の私が、山奥のダムの建設現場と聞いて頭に浮かぶのが、大勢の職人さん、プレハブの建物、大量の什器ですが、この現場でおられたのは、女性を含めた数名の職員さんでした。

 

そして担当の方のプレゼンタイトルは、「ICT活用工事のご紹介」。

 

プレゼン内容をかいつまんで紹介すると、まずは測量。三脚の上についたレーザースキャナーが、現場を測量してくれますが、その取得点数は156万点。測量を元に作成された写真は、ほとんど現場と同じです。私はてっきり、人が測量しているものだと思っていました。

 

 

得られた測量データをもとに、ダムの設計図が作成され、それを作るために必要な資材も自動的に計算されます。

そして、実際の工事も、そのデータに基づいて、機械が掘削をしてくれるのです。

 

 

「ええーーーー、人要らんやん!!」

 

山奥のダム作りの現場が、今はこんな風になっているなんて、今日まで全く知りませんでした。

 

もちろん、工事の規模や事業所の規模など、すべてがこのようなシステムを使っている訳ではありませんが、少なくともここ数年で、これがスタンダードになっていくことは間違いありません。大手の建設会社では、オフィスからこのような現場のオペレーションもされているとのこと。

 

戦後、生活家電が投入されて、私たちの暮らしが大きく変化したように、平成~令和の今、私たちの仕事も暮らしも、大きく変わろうとしている。

 

今更ではありますが、そんな過渡期に生きていることを実感しました。

 

そしてそんな時代だからこそ、自分たちの本分を自覚し、生きなければいけないのだと思ったのでした。