3分でわかる、うつ病のこと(2) | 精神科医の役に立たない独り言

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札幌西区ともメンタルクリニックの院長のコ先生が、だるだると書く、まったく笑えず、ウケず、役に立たず、誰も関心を示さない、よって誰からも批判されないから、安心して書き続けられるブログ

前回は意地悪して、最後に質問を残しましたね。

もう一度復習します。うつ体質のひとは、何人にひとりですか?という質問ですね。

答えは、4人にひとりです。

多いでしょう。花粉症なみで、ぜんそくよりはるかに多いですよ。

うつ体質というより、花粉症と同じ、精神的に過敏症でしょうね。

花粉症は、花粉が多くなると、なる病気ですね。
でも全員がなるわけじゃないですね。
花粉が多くなっても、四人に三人は大丈夫ですが、一人だけ鼻水が止まらなくなる。
同じように、出来事が多くなっても、四人に三人は大丈夫ですが、一人だけ脳がパニクってしまうのです。

これは誰のせいでもなく、体質ですよ。

では、どのように予防できますか。

花粉症を思い出してごらん。

あと少ししたら、東京あたりはみんなマスク姿になるでしょうね。

外国人からみたら、まるで感染症でも起こるかのような風景ですね。
それは花粉を体内に入れないせめての努力でしょう。

同じように、ストレスをできるだけ受けないようする方法はあります。

仕事をそこそこにして、家族より自分を優先するとか・・・まあ、あまりほめた方法ではないですが、有効ですよ。

そうそう、北海道にスギがないので、札幌の人は花粉症になりにくいですね。
同じように、そもそもストレスのないところで暮らすのもありですね。
宝くじを当てて(どうやって?)、南国で一生すごすと、たぶんうつ体質でも一生大丈夫でしょう。

問題はそうなことはほとんどできないので、どうすれば、いいのか。

それは治療法の後に説明するから、それでは今日はこのへんで。さよなら、さよなら(淀川長治風)