くせが強くオールバックで結ぶしかない女性が言った一言

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。スーパースカルプ仙台泉店、発毛技能士の羽沢みのりです。

髪の毛には十人十色の特徴があります。

色、太さ、直毛かクセ毛か、剛毛か軟毛か、ダメージを受けやすいか否か、それから毛量。
生まれ持った髪の特徴と向き合いながら皆さん自分に合うヘアスタイルを見つけているかと思います。

これは一見するとパーマをかけているようにも見える波上毛のクセを持つ40代の女性のお話です。

クセは強いけど、シャキーンと真っすぐになるのが嫌で縮毛矯正はかけないがポリシー。髪が短いと広がりやハネが気になるのでロングヘア―。

後ろ髪はいいのです。長さがあれば重みが出てうねりは抑えられるので。ないし、ゴムで結ってしまえばクセの悩みは解決します。

問題は前髪。長さがあるのでおでこの出るセンター分けにしていますが、前髪もかき上げて一本に結ぼうとすると、顔周りの短くクセの強い遅れ毛がポアポアと浮いてしまうのです。

それを固定するためワックスを付け、崩れないようにきつく縛り、湿気からバリアするようにとスプレーをシュー！

小さなお顔と綺麗なおでこ、印象的な強い目力、そして豊かで艶やかな黒髪が見事に揃うこのお客様。オールバックがお似合いなのです。

ただ40代になりお客様にクセ以外の悩みが・・・

抜け毛と、生え際（特にM字）の後退です。

毛量も長さもある髪の毛のシャンプーは難しかったのかも知れません。使用した整髪料の影響もあってか頭皮環境の改善が必要でした。

牽引性脱毛症もあったのか顔周りの血流が悪く改善が必要でした。

「サロンで言われた通りやっただけ！」

と話されるお客様。

そう、私たちが言った通りにヘアケアをしてくれました。マッサージも欠かさずにやってくれました。髪を縛る強さのアドバイスも実践してくれました。健康維持も。

そして現在、M字にフサフサと毛が生えています。まだまだ濃くなる気配があります。抜け毛も気にならないとの事です＾＾

髪の特徴や頭の形からこの髪型しかできない！というお客様も、職場のルールで髪型に制約がある方もいらっしゃいます。

そんな方々がもし薄毛で悩んだら、「隠したいのに隠せない。」「頭皮を労わりたいのに出来ない。」と、どんなにストレスを感じるでしょう。

生まれ持った髪の特徴も、頭蓋骨の形も根本から変えることは難しいです。職場のルールは変えられるかな。。

でも、薄毛や髪の弱りに出来る事はまだあります！！諦めないで欲しいのです。

最後に先ほどのお客様が話した印象に残った一言を書きます。

過去のご自身の後退した生え際の写真を見て

「今だから見られます」と。

ご自身の過去の写真を直視できるようになった。それは今の髪に自信を持っている証拠であってとても嬉しい言葉でした。

でも裏を返せば写真で見たくないほど薄くなった生え際を仕方なく晒さざるを得なかった。その苦しさがどれほどだったか、、、「うぐぅぅ」と込み上げるものがありました。