- スティーヴン・レヴィット, スティーヴン・ダブナー, 望月 衛
- ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する
面白いです。
ふと疑問に思うネタを膨大なデータから読み解いていますので、
ずんずん読めます。
テーマはこんな感じ・・・
◇学校の先生と相撲の力士、どこがおんなじ?
(ともにいんちきがあるそうです・・・相撲の星取りの検証の箇所は
おもしろいですよ。)
◇ク・クラックス・クランと不動産屋さん、どこがおんなじ?
(情報の偏在について・・・インターネットの普及によって誰でも情報を
得やすくはなったといっても、それをうまく活用する術では、まだまだ
プロの優位性は変わりませんよね。)
◇ヤクの売人はどうしてママと住んでいるの?
(統計データを使って世の中の誤解を解きます。)
◇犯罪者はみんなどこへ消えた?
(なぜ犯罪者の数が減ったのか?理由は・・・ぜひ読んでみてください)
◇完璧な子育てとは?
(親はどこまで影響を与えることができるのか・・・パパとしては大変
気になるテーマです。これは興味深く読みましたよ!)
◇完璧な子育て、2
(名前と将来の関係・・・これも気になりますよね!当然ですが、英語の
名前での検証です。日本の名前でも検証して欲しいです)
子育て中のみなさん、子育ての章だけならすぐに読めると思います。
書店でぱらぱらと目を通してみるだけでも愉しいかもしれませんね。
印象に残ったフレーズは・・・
「物事は目に見えるのとは全然違うっていうヒントを探す」
「ヤバイ経済学な考え方は、道徳と相反するわけじゃない。」
「道徳が私達の望む世の中のあり方を映しているのだとすると、
経済学が映しているのは世の中の実際のあり方だ」