「ニッケルスクラップ市況は、海外相場の軟調ムードを受けてやや弱含みの展開に。」 | 金属リサイクルのブログ

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ニッケル ☁ 曇り 4月16日更新
「ニッケルスクラップ市況は、海外相場の軟調ムードを受けてやや弱含みの展開に。」
震災による工場稼働率の低下等を受けて、市中からのニッケル系スクラップの発生数量は減少中。
今後の復旧活動と夏季に予定される計画停電の影響がどういった規模になるものか不透明な中、様子見ムードは拡がる。
また、製鋼メーカーによっては炉修時期に重なる事もあり、連休前の市中からの発生数量はより一層鈍くなる見通しに。
火力発電の見直し機運が高まると同時に原油市場にも早くも投機資金が大量に再流入し始めています。
調整しながらも過去最高値をつける貴金属相場も然り、確実にインフレの火種が燻ぶり始めていますね。
シリアでのデモも本格化してきました。
中東の民主化デモは、当面収まりそうもありませんね。

金・銀・プラチナ ☁ → ☀  曇り後晴れ 4月15日更新
「激しい値動きの末の急騰」

日は激しい動きの相場になりました。
まずドイツのジョイブレ財務相が、ギリシャは6月の監査で債務返済能力に疑問があると見なされれば債務再編が必要になる公算があるとの見方を示したことで、ギリシャ国債の利回りが急騰。こう動きを受け、ユーロは急落。ドル高になったことで貴金属も売られ、金も約10ドルの急落。
しかし、米時間に入り新規失業保険週間申請件数が発表され、41万2000件と予想外の増加(悪化)を見せたことで、今度は逆にドルが売られて貴金属は大きく買い戻される展開となりました。
欧州ではユーロソブリンリスクは解決しておらず、米国でも雇用環境が強い回復傾向にはないことが確認されました。特に米国の雇用指数の弱さは今後の出口戦略に大きな影響を与えることが予想されます。
結果的に貴金属は大幅上昇し、金は史上最高値を更新中で、現在1478ドル。
銀も42ドルを上抜いて、現在42.32ドル。
本日は注目の中国CPIが発表されます。前年同月比5.3~5.4%のインフレ加速が予想されていますが、結果次第ではインフレヘッジの貴金属買いの勢いが増す可能性があり、ひょっとしたら早い段階での金1,500ドルの実現もありうるでしょう。